盾とコンパス

Shield

こんにちは、喜龍一真です。

前回、「不幸」の3大要素である「病貧争」の存在意義とともに、現代日本においては「情報リテラシー」と「情報インフラ」を使うことのできるスキルさえあれば、その多くの問題を解決できると指摘しました。

この三次元の世界は、光と闇の世界です。

闇は決して消えません。なくなりません。闇が出てくるたびに、切り捨てていったとしても、闇は必ずどこかから出てきます。犯罪が完全になくなることはありません。様々な暴力、矛盾、問題、理不尽などはすべて、この三次元の世界の必然と理解すべきです。

「幸福」の道を歩もうとするなら、このような闇が自分のそばに来た時に対応できる「盾」を、しっかり準備しておく必要があります。

なにか、問題が起こった時、どうすれば解決できるか。どうやって解決法を見つけ出せばよいか。それを知っていれば、無闇に恐れる必要はなくなります。そもそも、問題が発生する以前に、原因を早期発見したり、問題が身近に来ないように、隙を作らないよう守りをしっかり固めておくことができます。

不幸に襲われてしまう人の多くは、隙が大きすぎるという特徴があります。

背後に見知らぬ人が立っていたら、ある程度警戒する必要があるはずですが、多くの日本人は全くの無警戒です。海外だったら、あっという間に盗難にあってしまうでしょう。この世界において、闇は常に身近なところにあるのです。

幸福の道を追求しようというなら、まず必要になるのは、不幸にわざわざ近づかないこと、不幸を招き寄せないことです。

車で道を走るときと同じです。

自分だけが安全運転しているだけでは不十分で、常に最悪の事態を見越して、シートベルトをしっかり締め、乗員の安全を確保し、周囲の車が危険な動きをしても対処できるよう、マージンを取りながら走らなければ、いつなんどきもらい事故に巻き込まれるかわかりません。

高速道路で渋滞に巻き込まれたら、後続に追突されないようにハザードをつけるとか、追突されるまえに逃げられるよう、バックミラーをしっかり確認しながら早めに減速するとか、それも情報リテラシーがあれば、多くの事故を教訓に、個人的な対策を立てることができます。

闇が発生する場所、時間、人には、ある程度傾向があります。

スピリチュアルな感覚のある人であれば、異臭のあるところ、暗いところ、内的なプレッシャーの感じるところを「(闇が)濃い」と表現して、すぐに感知します。そして、すぐさまその闇の浄化や癒やしのためのライトワークに入ったり、防御結界を張ったりします。

陰陽師やシャーマンにとって、このような感覚は死活問題だからです。

しかし、一般の人はその感覚がないので、闇の危険が迫っていても隙だらけのままです。これでは、いつ不幸に襲われても仕方がありません。無防備すぎるのです。だから、最初に必要なのは「盾(プロテクション)」なのです。

光が強まれば強まるほど、闇は消えるどころか、同じように強くなります。

日差しの強い国では、影もまた濃くなるのと同様です。しかし、多くの人は光が強まれば強まるほど、闇は消えてなくなると勘違いしています。

そして「病貧争絶無の理想世界」「犯罪も貧富の差もない完璧な世界」という非現実的な夢を、実現可能と錯覚し、そうでない現実を見るたびに失望と絶望を繰り返してしてしまうのです。

闇は消えません。それどころか、闇はどんどん強くなります。

でもそれは、裏を返せば、それほど光もまた強いということなのです。だから、我々がこの世界で、幸福になろうと思うなら、闇を恐れず向き合い、理解し、ときに取り込みながら、あくまでも自分は光を選択し続けるという強い信念と覚悟がいるのです。

幸福は、羊のように善良で従順なだけでは体験できません。天使ミカエルのような強さも必要なのです。

このような強さを、斎藤一人は「幸せになる覚悟を決める」という言葉で、表現しています。

なぜ、幸せになるのに覚悟がいるのか。それは、先程の例で言えば、羊であることをやめ、狼となって、孤独に道を歩くことを意味するからです。

現代の社会で信じこまれている多くの常識は、過去の常識であって、未来の常識ではないことが多いのです。その一つ一つを吟味し、真偽を判別し、もしそれが自分の幸福にとって不適切であるなら、周囲から反対されようと、理解されなかろうと、信念を持って足を踏み出さねばなりません。

このような孤独な道を、たった一人で歩くのはとても難しいことです。

だから、これまで多くの「求道者」は「マスター」を求めたのです。「道を求める」とは「幸福への道筋を探すこと」であり、そのためには先達が不可欠でした。だから、孤独な道を一人で進むことを助けてくれる「マスター」が必要だったのです。

しかし、人間の「マスター」で幸福の道を探し出せた人は殆どいません。

幸福の道の途中で、諦めてしまった人がほとんどです。なぜなら、過去の時代においては「情報」も「インフラ」も限られており、その実現には大きな制限があったからです。しかし、アセンション(次元上昇)の時代を迎えた今の日本の中で、これらの制限はほとんどありません。

少なくとも、「愛」「自由」「豊かさ」を何一つ犠牲にすることなく、同時に実現させる程度の「幸福」なら、現代の日本では決して難しいことではないのです。

しかし、その道を求めて歩いている人は極めて稀であり、殆どの人にとってははじめての道です。私自身、以前のマスターより「道無き道を行け」とのメッセージをもらいましたが、まさにそのとおりです。今もまた、道無き道の中にいます。

だから当然、限られた情報しか得ることができません。

過去の情報はすべて、現代の環境に則したものではないため、相当なチューニングとカスタマイズを必要とします。実際私自身も、岡田自観やシュタイナー、その他無数の聖者賢哲の言葉をそのまま適応させてもうまくいかず、現代のテクノロジーやインフラストラクチャーと自分の人生の現実とを対照させながら、自分なりに変更と調整を加えねばなりませんでした。

バシャールや、オリンとダベンといった宇宙存在からのチャネリングによるメッセージ、神との対話での高次存在とのチャネリングによるメッセージなど、すでに過去では得られなかった情報が、ここ数年の中で急速に得られるようになってきました。

とりわけ内容以上に、手法が重要でした。

コンピュータがネットに繋がって、情報インフラとしてブレークしたように、三次元の人間もまた、高次元に常時アクセスできるようになってはじめて、スピリチュアルな情報インフラとなって、自己実現を飛躍的に加速させられるようなってきたのです。

これが、アセンションによる大きな変化の一つです。

言いたいことは、幸福の道を歩く上で、高次元意識の開発、高次元と常時アクセスできる能力を獲得することと、そのスキルを身につけることは、不可欠だということです。人間の「マスター」に私自身、数多く出会おうと努め、言葉をもらいましたが、そのどれもが私にとって有益ではあったものの、どこかに不備がありました。

結局、最も純度の高い、私の自己実現にフォーカスされた情報を与えてくれたのは、この高次元との情報交換にまさるものはありませんでした。

それは単に情報を与えてくれるだけではありません。高次存在は、孤独な道のりの中で、一人苦しい時、悲しい時、絶望した時でさえ、諦めることなく信頼してくれ、肯定的な言葉を与え続けてくれる、メンターを超えた親友、パートナーでもあるのです。

さらに、覚醒した高次元存在は、先ほどの「盾」以上の「守護者(ガーディアン)」にもなってくれます。「闇」の危険に対し、警報を発してくれたり、事前に制止してくれたり、「闇」の探索の必要に迫られたときも、ぎりぎりまで手助けを惜しみません。

目に見えない存在を信頼するのは難しいことですが、これらの経験を得て、少しずつ高次元存在に対する信頼と確信を強めていくことができるようになります。

幸福の道を歩む上で、高次元とのトラフィックを拡大させていくことは、同時並行で進められていきます。

それなくして、この「道無き道」は歩み通せません。しかし、高次元意識開発は、決して難しいことではなくなっています。私自身、学生時代の未成熟で情報にもツールにも事欠く中でさえ、ある程度の覚醒を成し遂げています。

まとめます。

幸福の道を歩むための準備に不可欠なのは「盾」と「コンパス(羅針盤)」です。

「盾」は、闇に対するプロテクトをしっかりと固めることであり、「コンパス(羅針盤)」とは高次元のことです。この2つをしっかりと身につけつつ、自分だけの「地図」を歩き始めることで、そこに至ることがようやく可能になってくるのです。

それではまた。

追伸

高次元開発に関する質問を受けましたので回答します。

最近まで、オフィスアイントライでは、
リーベルワーク内の「サイキックプロテクション講習」にて、
サイキックプロテクションに必要となる高次元開発を提供してきました。
https://einetrie.com/lieber/?page_id=6924

しかし、7月に東京と福井で開催されるリーブスインスティチュートの講習にて、
高次元開発に特化したワークが実施可能となるようです。
http://jp.leavesinstitute.com/workshop/2015info.html/

今後、リーベルワークでも高次元意識開発に特化したセッションを
ご提供できるかと思いますので、
必要な方はリーベルワークHPやリーベルワークブログの情報を参照してください。
https://einetrie.com/lieber/

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