解脱と刷り込み

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死んだ後のことをみんな知りません。
死んだあと、肉体を失ったあとどうなるのか。

死んだら楽になるのか。
イエスでもありノーでもある。

肉体を失っても、まだ生命体や魂はそのまま残っています。
なので、肉体を持っていた時の様々な感覚、
欲求がそのまま残っています。

そのもっとも主要な感覚が、3大欲求です。

すなわち、食欲、性欲、睡眠欲です。
死んだらもちろん、食べなくても死にません。
生殖もいりませんし、寝なくても平気のはず。

でも、感覚はそうはいかないのです。

人間、入院したり、病気するとわかるのですが、
なんでも自由に食べられなくなると、
急にとても苦しく感じます。

それまでは食事なんて、なんでもいいと思っていたのに、
急にあれも食べたい、
これも食べたいと思って苦しんでしまいます。

それと同じことが起こります。

意識の世界は、全部自分の思い通りになります。
願ったことが、即座に現実になってしまいます。

最初は、それさえわからないので、
食べても食べても満足できなくて、
貪ってしまったりします。

まるでパイレーツ・オブ・カリビアンの
呪われた骸骨たちのように、
食べ物それ自体が、意味が無いわけです。

だんだん「なんかおかしい」と気づき始めます。

そして、さんざん苦しんだ挙句、
諦めて執着を手放したとき、
一つ解脱に近づくというわけです。

これは仏教などの中に流れる考え方で、
執着とか、三毒とか、いろんなかたちで伝わってきています。
だから、日本人の集合的無意識中にも自然に入っており、
死ぬと、多くがそのパターンを踏むわけです。

ただ、これも実は刷り込みだったりします。

向こうは意識の世界。そして願ったことが瞬時に実現する。
準備なく入れば、集合的な無意識がそのまま反映します。

しかし、それから自由であれば、
解脱も一瞬で完了できるものなのです。

解脱したあと、暗闇のトンネルを抜け、
光の精霊たちの中に戻ります。

さらに宇宙の愛との融合までには、
幾つもの段階があるのですが、
それはまだ先の話です。

それはともかく死んでから、
集合的な無意識のままにプロセスを踏むと、
なかなかにたいへんな苦労をさせられます。

実際に、私もそのプロセスを体験させられ、
死ぬような思いをしました(普通は死んでからするんですが)。

ヒーリングや錬金術、陰陽師など、
さまざまなワークを習っておくと、
それはそのまま死んでからも活用できますし、
叡智にも繋がることができます。

生前にしっかり身につけ、学んでおくことで、
死んだあともすんなりと解脱に達し、
愛と自由の中に旅立っていけます。

難行苦行は不要だとお釈迦様は説いたのに、
実際はそうではないものが無意識に入り込んでいます。
しっかり準備しておきたいですね。

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