数々の高次元ワークを受け半年間で別人に

1 ブレークスルーを求めて

宗生:
Sさんは、「陰陽師ワーク」だけではなく、
「愛と光のアセンションプログラム」を直子から受けていただいて、
それから大きな変化を体験なさっています。

時間にそって聞かせていただきながら、
変化の流れを追って行きたいと思います。
よろしくおねがいします。

S.A:
よろしくお願いします。

宗生:
まず、最初に「アセンションプログラム」を受けられたのは、いつ頃でしたか?

S.A:
直子さんに最初にお世話になったのが、2012年の1月6日です。
初めて電話でお話をしました。

宗生:
コンサルテーションですね。
最初に直子からコンサルテーションを受けようと思われたきっかけは?

S.A:
きっかけは友人のMさんが、大きく変化しているのを見たからです。

「どうしてそんなに変わったの?」と直接Mさんに訊ねたところ、
「いろんな要因があると思うけど、一番は直子さんだよ」と言われて、
「すごく気持ちの良い人だから、よかったら紹介するよ」ということで、
ホームページを紹介してもらったんです。

それで、さっそくコンサルテーションを申し込みました。

宗生:
S.Aさんご自身も、Mさんのように変わりたいという思いがあったんですね。
具体的に、こうなりたいという目標とか、夢はお持ちだったんですか?

S.A:
それまで、数多くの自己啓発などのセミナーを受講して来まして、
いろんなところに顔を出してきました。

でも、実際に自分が何をやりたいのかということがわからず、
何をやっても結果が出ませんでした。

本当にこれでいいのかという気持ちがずっとあって、
自分が何をしたいのか、どんどんわからなくなっていったんです。

やりたい!と思う時と、落ち込む時が交互にやってきて、
ある程度まではできるのに、そこから先が続かないとか、
そういうのの繰り返しでずっと来ていました。

そのおかげで、知識は増えるのに、ものにならないという状態でした。
当然、収入にも反映されませんし、そのへんにずっとジレンマを感じていて、
そういった状況を変化させるきっかけになったらいいなという思いがありました。

宗生:
そのとき、具体的にはどのようなお仕事をなさっていたのですか?

S.A:
そのときは、ネットワークビジネスをしてみたり、
普通にパートに行ってみたり、
いろんな仕事をやってました。

宗生:
そのなかで、自己啓発をなさったということは、
もっと自分の得意なことやワクワクすることを仕事にしたい、
天職を見つけたいという思いがあったということですね。

S.A:
そうです。

宗生:
そのような願いを持たれるようになったのは、いつ頃のことですか?

S.A:
振り返ってみると、幼い頃からそんな思いは持っていたように思います。
自分のお店を持ちたいとか、ずっと思っていました。

その後、普通に就職をしたわけですが、
自立して自分の家を持ちたいとか、自分の店を持ちたいという思いは、
ずっと持ち続けていました。

その思いが更に強まったのは、結婚して子供が生まれてすぐに、
主人の給料が減ってしまった時です。
それも、主人のせいではなく、会社の事情で減ったんですね。

景気が悪くなるとか、リストラとか、
そういった世間の流れを見ている中で、
主人をもっと支えられる妻になりたいと思ったんです。

私自身がもっと稼げるようになれば、
家にも余裕が出てきますし、
主人の負担を減らすこともできます。

自分もやりたいことができ、買いたいものが買えます。
子供の将来のこととかも考えて、
何か仕事を持ちたいという思いを強くもちました。

しかし、普通の仕事では収入に限界があります。
勤務時間にも制限がありますので、
そこまではできないだろうと思いました。

なので、お勤めするのではなく、
自分で何かお仕事を持つことで、
稼げるようになりたいという思いを持ったんです。

宗生:
すごくよくわかります。

私自身も、まったく同じ問題意識を持って、
自分の仕事を生み出したい、
自己実現によって豊かさを引き寄せたいとチャレンジしてきましたので、
S.Aさんの思いにはとても共感しますね。

自己実現への欲求が高まる最初のきっかけになるのは、
やはり収入の面で行き詰まった時だと思うんです。

それによって、自分自身がいかにお金によって自由を制限されているか、
自分の何かを犠牲にして収入に変換しているかが、
違和感としてはっきりわかるんだと思うんですよ。

S.A:
そうですね。

宗生:
自分自身には、本来もっと能力や可能性があって、
それを追求することで、きっと最終的には収入に結びついていくという
予感というか、確信みたいなものが、すべての人の中にあると思うんです。

殆どの人はその声を抑えて、見て見ぬふりをしまうわけですが、
その声を信じて、挑戦する人も少なからずいます。

でも、なかなかそれが形になってこない。
結果に繋がってこない。そういう時期がありますよね。

それでイライラが募ってくる、そういう時期に、
思いがけずブレークスルーがやってくるものです。

Sさんの場合は、それがMさんの変化を見ることで、
自分も変わりたい、膠着した状態を突破したいというニーズにヒットして、
直子のコンサルテーションへとつながっていったわけですね。

数々の高次元ワークを受け半年間で別人に
S.Aさん

2 自分のワクワクが何かが見えてきた

S.A:
そのような流れで直子さんのコンサルテーションを受け、
私の話を聞いて頂きまして、
「愛と光のアセンションプログラム」がいいのではないかと、
提案されました。

それから募集をかけていただいて、2月4日に対面で受けました。

宗生:
場所はどちらでしたか。

S.A:
名古屋です。演劇練習館(アクテノン)というところです。

宗生:
丸い建物で、まだ雪が降っていましたね。
その時のセッションは、いかがでしたか。

S.A:
アセンションプログラムでは、
フルコースでたくさんのワークを一気にしていただくので、
ただ座って受けていたんですけど、
そのときに直子さんが「髄液ワークを初めてですがやってみますね」
と言われて、プログラムの中に組み込んでいただいたんです。

そのワークをしていただきながら、
直子さんが私自身を見ていてくださっていて、
「ああ、Sさんって、踊りたい人なのね」って言われたんです。

宗生:
直子がSさんをモニタリングしていたんですね。

S.A:
その言葉を聞いて、私も「ああ!」と思い当たることがあって。
「私、踊ることが好きなんです」って私自身もヒットしたんです。
「こんなことまでわかるの?」とびっくりしたんですね。

不思議な感じだったんですけど、
一緒に参加して見えた方とも居心地の良い空間になっていって、
いつまでもずっとこうしていたいな、って思ったのを覚えています。

宗生:
和みの空間ですね。

空間そのものと同時に、自分自身との和みというか。
自分のハートがずっと伝え続けていて、
なかなか捉えられなかったメッセージの
糸口を掴んだような、そんな感じだったんですね。

S.A:
そうです。

自分の魂はずっと知っていたんだけど、
私自身は全然気づいていなかった部分に触れたような感じでした。

宗生:
「踊り」というキーワードが出てきましたが?

S.A:
はい。

実は昨年(2011年)の9月頃に、
てんつくマン主催のアンソニー・ロビンズのワークショップに
参加したことがありました。

そこでいきなり、みんなでばーっと踊るんです。

宗生:
みんなで踊るんですか?

S.A:
そうです。音楽ががんがんにかかって、
参加者の人たちがひとつの部屋に集まって、
そこにスタッフが踊りながら入ってくるんです。

その踊ってるのを見て、私達も一緒に踊るんですけど、
そのとき、私自身、なんとも言えない高揚した気持ちになって、
ぶわーっと泣いたんです。

悲しいとかじゃなくて、ただただ涙が溢れて、
それがなぜかもわからなくて。

音楽が流れてみんなが踊りだすと、
一緒に踊るということをセッション中何度も繰り返すんですけど、
踊るたびに涙が溢れてきて、なんでこんなに涙が溢れるんだろうって、
ずっと不思議に思っていたんです。

それが、直子さんの髄液ワークを受けたことで、
なにか、繋がったんですね。
自分のワクワクが何かってことが、やっと少し見えてきたっていうか。

宗生
どのように繋がったんですか?

S.A
『踊ることが好き』といっても、
踊ることそのものが好きというよりも、
私が踊ることで楽しくなり、
それによって見ている人が元気になる、
という役割が好きなんですね。

それを直子さんは、
「天宇受売命(アメノウズメノミコト)」と言ってくださったんです。
これが私の思いにぴったり来たんですね。

宗生
「岩戸隠れ」の神話に出てくる天宇受売命ですね。

天照太御神が素盞鳴尊に業を煮やして
天の岩戸に隠れてしまい、
世界が闇に閉ざされてしまった。

困った神々が相談をし、引きこもった大御神を
どうやって外に出てもらうおうかというとき、
大活躍するのが天宇受売命ですよね。

天の岩戸の前で、天宇受売命が裸で踊りを踊って、
神々がワイワイ騒いでいると、
岩戸にこもった天照大御神が
「何を騒いでいるんだろう」と外を覗いた瞬間、
天手力男神(アメノタヂカラオ)という
剛力の神様が岩戸から大御神を引っぱり出してしまいます。

こうして世界に光が戻りました、という岩戸隠れの神話で、
天宇受売命はよく知られています。

S.A
陰陽師ワークの時に、
宗生さんにも同じことを言ってもらいました。
まさしく天宇受売命の働きですね、と。

岩戸の前で踊って神々が喜び、
その声を聞いて天照大御神が岩戸から出てきて、
世の中が平和になる。

この感じが好きなんだなってわかったんですね。
私は、この役割をしたいんだと。

ちょうど陰陽師ワークのすぐ後に
伊勢神宮で禊をすることになっていたり、
伊勢神宮とはご縁を感じています。

こうして天宇受売命の役割をしたい、
私が踊ることでみなさんの光を取り戻したい、
それがわかってから、
自分の価値観が大きく変わってしまったんです。

宗生
価値観が変わった?

S.A:
それまでは、なんとかして稼がなくちゃという思いが強かったんです。
自己啓発系のセミナーとかいろいろ受けたのも、
最終的にそれがお金につながるかどうかで決めていたんです。

ところが、その踊りを経験してしまってから、
その感覚がさっぱりなくなってしまって、
わけのわからない状態になってしまったんです。

何が起こっているのか、自分でもさっぱりわからなくなってしまって、
わからないまま、直子さんの「アセンションプログラム」を受けたんです。

それで「踊りが好き」「踊りがワクワク」だってことが繋がったんですけど、
自分の中の得も言われぬ感情はわからないままだったんです。

涙が溢れてくるような感じが何なのかは、わからないままだったんですね。
それが、宗生さんの「陰陽師ワーク」につながっていくわけなんです。

3 進むべき道が自然と開いていく

宗生:
陰陽師ワークを対面で受けていただいたのは、
四日市で開催した陰陽師体験会でした。

私は初めてそこでS.Aさんとお会いしたわけですが、
そこにいらっしゃったのはどのようないきさつだったのですか?

S.A:
私が「踊りがワクワク」だということから、
一度陰陽師のワークを実際に見てみたらどうかと、
直子さんからお話いただいたんですね。

陰陽師ワークの動き、舞う様子を見て、
自分もワクワクするようなら、
それをやってみたらどうかとお薦めしていただきました。

それで体験会に参加することにしました。

宗生:
なるほど。
体験会ではどのように感じましたか?

S.A:
ワクワク、という感じではなかったんですが、
このときに、宗生さんが的確に言葉にしてくださったんですね。
「こんな感じですよね」「こんな状態なんですね」といった感じで、
引き出していただき、言葉に表していただいたので、
すごくわかりやすかったんです。

とくに私は、火が出てくるという感じよりも、
水が湧き出てくる感じですねと言われて、
それで自分は、なんか燃えきらない感じがあるのかなとか、
一人で納得していたんです。

なにかがそこでブワーッと出てくると言うよりも、
それですごく安心したっていう感じでした。

宗生:
わからないことが、だんだんわかってくるという感じでしたね。
バラバラだったピースが、うまくはまっていく感じというか。

S.A:
そうですね。

自分では知らなかった見えない世界のことが、
宗生さんを通じて整理してもらえて、
テキストに全部書いてもらった感じでした。

これ以降、私は天宇受売命の役割をしたいんだってことが、
はっきりわかってきたんです。

宗生:
この体験会がターニングポイントになって
S.Aさんの三次元が実際に変わっていくんですが、
この陰陽師のあとで、
アルケミカルトランスフォーメーションを受けていただいて、
その一週間後にサポートセッションも受けていただきました。

その間約二週間だと思いますが、
この間に随分いろんなことが起こっているんですよね。
状況が一変していると記憶しているんですけども。

S.A:
直子さんのワークを受けてから、
いろんな変化があって、
周りに人が集まるようになってきて、
その人達が「愛」で包んでくれるっていう感覚がすごくあったんですね。

宗生:
愛で包んでくれる。

S.A:
優しいというか、心地良いというか、
それが家族の中にもすごくあって、
主人の私に対する接し方も変わってきたんですね。

それまでは、各々が個々に頑張ればいいじゃん、
って思っていて、付かず離れずの夫婦関係だったんです。

それが、私の話すことにも関心を持って聞いてくれるようになって、
互いの信頼関係がとても強まったんですね。
私自身の信頼感が強まったせいかもしれませんが。

主人もすごく受け入れてくれるというのをすごく感じていました。

それと同時に、
ますます自分で何かをしたいという気持ちが強くなってきて、
迷いなく決断できるようになってきたんです。

マイナスを全く考えることなく、
今の仕事も、自分にふさわしくないからやめようと思ったら、
すぐに決断できるようになったんですね。

それを言うタイミングもちょうどいいタイミングでやってきて、
それを言った時にも、普通だったらごちゃごちゃしそうなんですけど、
スムーズに全てが進んでいったんです。

私の進むべき道が自然と開いていくような感じでした。

会社を辞めるにしても、
心のなかにすっきりしないことがあって、
自分の思いをきちんと伝えてから辞めたいなと思っていたら、
会社の一番偉い会長さんが「話を聞こう」といって下さって、
お昼をごちそうになりながら、心の内をお伝えできたんですね。

それも、おそらく私を引き止めるためだったんだと思うんですが、
私の条件を全部聞いてくださったんですね。
「おまえがいいたいことはなんや」と聞いてくれて、
「そのためにわしができることはなんなんや」って言ってくれたんです。

その夢を叶えるために、戻って来いということになって、
会社を立ち上げるなら、資金を出してやるからとまで言ってくれたんです。

結局、その話はお断わりして、別の会社に移ったんですが、
その面接などの手続も全てその会長さんがして下さって、
スムーズに自分の思いどおりに仕事が変わって今に至っています。

宗生
今のそのお仕事はいかがですか?

S.A
条件や収入はそんなに変わっていませんが、
居心地が良く、精神的にすごく楽になりましたね。

宗生
一歩前進したという感じでしょうか。

S.A
そうですね。はい。

宗生
その会長さんとのお話の中で、
S.Aさんの希望をお伝えになったということですが、
具体的にどのような希望を出されたのですか?

S.A
今まで学んだことを生かせる仕事がしたいと思っており、
自分のサロンを持ちたいと言ったんですね。

でも、「そういうのは今は大変やぞ」と言われて、
それならば、会社と社員の間を取り持って、
皆が気持ちよく働ける職場環境を作る仕事をしたい、
心のケアをする仕事がしたいといったんです。

宗生
それに対し、会長さんは?

S.A
これからそういった仕事は必要になるから、
と言われました。

愛のある職場にしたい、と私は思っていました。

4 本当になんにもないんです

宗生
「愛」ということが大きなテーマになってきたんですね。
その「愛」が自分にとって大きな事だと気づいたのは?

S.A
宗生さんのアルケミカルトランスフォーメーションを受け、
サポートカウンセリングでお話させていただいた時ですね。

宗生
S.Aさんご自身のワクワクに「愛」が大きく関わっていると、
お気づきになられたんですね。

S.A
はい、そうです。

宗生
今のお仕事に変わられて、たしかに一歩前進したと思うんですが、
まだまだS.Aさんのワクワクである「愛」「踊り」ということを、
現実にするという点では、まだこれからだと思います。

S.A
はい。そうですね。

宗生
これからの目標は?

S.A
それが今は全く見えないのです。
あれほど夢とか目標とかを持っていたんですが、
今はすっかり落ち着いて、なにもないというか。
今までなったことのない感覚なんですが。

宗生
なるほど。わかります。

S.A
以前だと、こんなふうに止まってしまうと、
すごく心配が出てきたんですが、
今はそれもないんですね。
それがいいのかどうかわからないんです。

宗生
アルケミカルトランスフォーメーションを受けるとそうなるんですよね。

S.A
え! そうなんですか?

宗生
でも、ワクワクしないことはしたくないってことは
はっきりしているじゃないですか?

S.A
ああ、はい。

宗生
いま、ワクワクしないことはやってないと思うんですね。

S.A
あ~。そうですね、はい。

宗生
何もしなくても、まあいいかっていう感じ。
今眼の前にあることを、コツコツとやっていけば、
いいんだなっていう信頼感て言うんですかね。
それでいいんだよって言ってくれている感じに
包み込まれるんですね。

でも、ほんとにそれでいいのかなっていう
一抹の不安もそこにあって(笑)。

S.A
(笑)そうですそうです!
ほんっとにそうです。

宗生
それでも、いつまでも止まっているわけでもなくて、
必要なときには必要な人に会いますしね。

私がよくお伝えするんですが、
ブラックエンジンとホワイトエンジンのお話をするんです。

ブラックエンジンっていうのは、
不安と怖れで自分を炊きつけて進む動力なんですけど、
「一所懸命」とか「がんばろう」とか世間で言われるような生き方ですね。

そういう生き方っていうのは、
どこかで「止まると落ちる」とか、「頑張らないと不幸になる」とか、
「何が起こるかわからない」とか、「お金が稼げない」とか、
自分の中に不安や怖れとしてあったと思うんですね。

S.A
ああ、はい。

宗生
それがアルケミカルトランスフォーメーションとか、
陰陽師ワークもそうなんですが、それを受けることで、
綺麗サッパリなくなってしまうので…。

S.A
あら~、そうなんですか。

宗生
そうなんです。

不安や怖れが抜けてしまったわけですから、
今はただ「愛」だけで生きている状態なんですね。

これをホワイトエンジンって呼んでるんですが、
ホワイトエンジンになると、
自分の魂とか、周りの人が喜んでくれることをしようと
いう気持ちにしかならないんです。

そうすると、がんばらなくても、必要なときに必要なことが
自然と起こってきます。

当然その時には、違和感とか変化していくわけですから、
瞬間的に力を入れることもあるわけですけど、
「がんばろう」ではないんですね。

止まってくると「お、そろそろ次の階段が来るな」ってわかるんです。
で、そのままじっと見ていると、目の前に階段がぽぽぽっと出てきて、
じゃあ、これを行けばいいんだねってわかるんですね。

だからホワイトエンジンで生きていると、
ブラックエンジン時代とは全く違う流れなので、
慣れるのに時間が掛かるんですよね。

S.A
そうですよね。
なんか、手持ち無沙汰みたいで。

宗生
ある意味穏やかすぎるんですよ。

S.A
そうです。はい。

宗生
もっとバタバタしたほうがいいんじゃないかとか、
もっといろいろあがいた方がいいんじゃないかとか、
いちいち思ってしまって、自分でかってに苛立ったり、
不安になったりすることもあるんですけど、
それって結局ブラックエンジン時代の名残みたいなもので、
実態のあるものではないんです。

現実問題として、とくに困ってないわけですから。

S.A
そう、そうなんですよ。
世の中すごく変わっていくし、
いろんな事件が起こったりしてみんな心配してるのに、
こんなに穏やかでいいのかなって思いながら、
でもなんにもすることないよな、私って。

宗生
でも、必要な時期になれば、
また動き出すんですよ。

私もちょうどここのところ、
引越しをずっとやっていたので、
そればかりしかできなかったんですが、
引越しが落ち着いてきたなと思ったら、
家内がロンドンに行くことに急になってみたり、
自分もワークを受けてどんどん変化が進んでいきます。

それらすべてが、
自分で何かをむりやりに進めているのではなくて、
自然に引き寄せられてくるんです。

それをひとつひとつ、やっていくことで、
あとで振り返ると大きな変化になっていくんですね。
そのときは遅々とした歩みにしか思えないのですけれども。

S.A
本当に今は特に何もしていなくて、
毎日主人と子供のお弁当を作ったり、
家事と仕事をしているだけなんです。

宗生
そういった三次元の普通の生活の中に
満たされているものがあると思うんですね。
それでも、ハートは「愛」の方向を常に指していて、
その方向で出会いや出来事が起こってくるんです。

渇望とか、満たされない思いとか、そういうものが
なんにもなくなってしまいますからね。

S.A
本当になんにもないんです。

宗生
でも、あとから振り返ると、ものすごい速さで変わってるんですよ。

S.A
えっ!

5 全く抜けきってます(笑)

宗生
ちょうど水泳でも、バタバタ力入れて泳いでも
ちっとも前に進まないんですけど、
力を抜いてふわーっとやるとすごく前に進むんです。

そんな感覚で、そんなに力を入れてやってないのに、
気がつくと驚くほど進んでいるんです。

S.A
そうなんですかねえ…。

宗生
全然進んでいないように思うでしょう?

S.A
全く進んでいないです。
不安なわけじゃないんですけど、
進んでる感はないですね。

宗生
でも、半年とか一年単位で見た時に、
ものすごく変わってるんです。
例えば、今は5月ですが、
半年前というと去年の12月ですよね。

その時の自分と今と比べてどうですか?

S.A
全く違う人になってますね(笑)。

宗生
今お聞きしているのが、
ちょうど今年の1月からのお話ですけど、
たった半年ですよ、まだ。
半年たっていないくらいです。

別人になってますよね?

S.A
別人です。はい、きっと(笑)。

宗生
ものすごい変化してるんですけど、
変化してるって感じがあまりないんです。

S.A
でも、これはいろんなセッションとか、
ワークを受けたからこうなったんです。

これからこの先の6ヶ月っていうのは、
また何かしないとって言うとおかしいですけど、
このままほっといて変化していくってことは
ありえますか?

宗生
ではお聞きしますが、去年の12月の段階で、
ああしよう、こうしようって計画なさってましたか?

S.A
してないです。

宗生
してないですよね。
そもそも、我々と出会ってませんし、
そういう世界があることもご存じなかったと思うんです。

ところが、半年たってみると、
その全部をやってみえるんです。
それでちゃんと今の地点に着いてるんですよ。

S.A
はあ…。

宗生
こんな感じなんです。
これからも、何をやっていくかってことは、
今の段階ではわからないんです。
でも、半年たっていると滅茶苦茶変わってるんです。

今までお受けになられたワークって、
みんな直感で受けてみえると思うんです。

向こうから話がやってきて、
じゃあ受けるって感じで受けて、
そうしたらそれが自分にとって必要だったとわかる。

そういう流れだったと思うんですね。

S.A
はい、そうですね。はい。

宗生
何一つ、自分自身で探したりとか、
探し求めて、さあ努力してって感じではなくて、
ぽんってきて、はいってやって、はい次に行っちゃったって感じで、
っていうのを一つ一つやっていっただけだと思うんですね。

そういう意味ではすごく簡単だったと思うんです。
こんな感じです。これからも。

S.A
ちょうど今、金運ワークのお話を聞いて、
「いいわ~」と思って…

宗生
速攻で受けてもらったじゃないですか。
ご主人も一緒に。

S.A
そうです。これは主人にも言わないとと思って。

宗生
お二人とも準備ワークからきっちりと受けていただいて、
いいタイミングでいいワークをちゃんと受けていらっしゃるので、
グリッドを一ヶ月、二ヶ月と受けていただくことで、
いやおうなくお金の流れも変わっていきます。

S.A
良くなっていくっていう感覚はすごくあるんです。
「ふわ~ん」とした感じで、
宗生さんのも直子さんのも全然無理をしないで受けていけるので、
何かしなくちゃいけないってものはないんですが、
すごくいいエネルギーを頂いている、包まれていると思うので、
この流れは家族ごとお願いしまーすみたいな(笑)。

いっしょに乗ってきますから~、
みたいな信頼の感覚はすごくあって、
安心はしてるんです。すごく。

宗生
すばらしいですね。

いつもSさんのお話を聞かせていただくと、
とっても感激するんですけど、
本当に理想の形なんです。

S.A
そうですか(笑)

宗生
いろんなかたのお話を聞かせていただきながら、
いつも思うことは、余計な力を抜いて、
いつも自然体でいるってことがいかに難しいかってことです。

自分自身も含めて、どうしても力が入ってしまったり、
将来を心配してしまうんですね。

このままでほんとうに大丈夫なんだろうかとか、
月末支払いできるんだろうかとか(笑)、
子供たちの将来は大丈夫だろうかとか、
いろいろ心配してしまうんですけど、
心配すればするほど、その部分は停滞してしまうんです。

そこにネガティブなエネルギーが発生して、
ポジティブなエネルギーの流れが滞ってしまうので。

一番いいのは、信頼して任せきることなんです。
目の前のことを一つ一つ淡々とやっていくことによって、
ちゃんと進んでいくんですね。

S.A
はあ~。

宗生
私も「脱力ワーク」というのをやらせてもらってますけど、
なんで「力を抜く」ってことをやってるかというと、
私自身が一番力を抜かなきゃいけないんですよ(笑)。

S.A
(笑)

宗生
だから、本当に力が抜けている状態になれたらすごいんです。

これは脱力ワークのスーパービジョンを受けた時に、
スーパーバイザーから言っていただいたんですけど、
「力が抜けているって最強の状態なんですよ」って。

「力が完全に抜けている状態っていうのは、
力が無限に出せる状態なんですよ。
だからそういう状態になるってことはすごいことなんです」って
教えていただいたんですね。

Sさんの今の立ち位置は、
まさにそんな状態なのかなって思ったんですけども。

S.A
全く抜けきってます(笑)。

宗生
すばらしいです(笑)。

Sさんもぜひ、脱力ワークの伝授を受けていただいて、
力入りすぎて、力みすぎて、うまくいってない人がたくさんいますから、
その人たちの力を抜くことを、ぜひしていただきたいですね。

愛と信頼で、自分自身を信頼してあげればいいんだよって、
伝えていただければ、
多くの人達が変わっていかれるだろうなって思いますね。

S.A
今、仕事場でも、自分にもう少しお金ができてきたら、
してあげる方に回ってあげたいなって思いはあるんです。

一人ひとりでも、会社全体でもいいので、
できるようになったらいいなっていうのは、
ほんわか感じています。

宗生
その「ほんわか感」、すごく素敵です。

S.A
「ほんわか」といえば、
宗生さんがアルケミカル後のサポートカウンセリングで、
「同じ24時間でも、これからは時間が伸びます」って
言ってもらったじゃないですか。

それはすっごく感じます。

宗生
時間がゆっくり進むという感じですね。

S.A
急ぐということがまったくなくなりました。

6 ハートに命じるんです

宗生
さて、そんなS.Aさんですが、
今一番の望みは何でしょうか。
おそらく、自分自身への望みはないかもしれませんが。

S.A
そうですね。

一番ネックなのはやはりお金なので、
そのお金がもうちょっとあれば、
私に愛をくれた人に、愛をお返しできるかなって思ってます。

心でつながれるようなお金の使い方をしたいと思っています。
今は行きたくても行けないところがあるので、
それをもっと自由にしたいと思っています。

自分に対する物欲は減ったと思うんですけど、
もうちょっと自分の場所を構えるくらいの
お金がほしいと思います。

あとは、自分がほんとうに役に立つ仕事を、
これをするために私はいるんだって感じられるような
仕事が出来ればと思います。

宗生
たぶん、それがハートの声だと思うんですね。
ハートの声ってすごく優しいんですよ。

だから、ハートが何を望んでいるのかをキャッチするのに、
最初は少し時間がかかるんですけど、
今おっしゃった「お金」と「仕事」という望みは、
同じ事を言っていると思うんですね。

「人の役に立っていると感じられる仕事がしたい」ということと、
「お金の面でもっと自由が効くようになりたい」ということと、
本質的には同じなんです。

自分のやりたいことが仕事になればなるほど、
もっと入ってくるようになりますから、
というか、それこそがもっともお金になりますからね。

だからそれは、両輪なんです。

S.A
ああ、そっか。なるほど。

宗生
いま、自分たちだけのことを考えるのであれば、
そんなにお金は必要ないって状態に立たれているので、
ゼロリセットの状態なんですが、
これから、周りの人に自分自身が学んで、
何かをしてあげるにはお金が要るんです。

S.A
そうですね。はい。

宗生
そうすると、お金を望むようになるんです。
そういう意味で。

お金の望み方が全く変わるんですね。
自分たちの衣食住のためではなく、
自分が学びたいからお金が欲しくなるんです。

同じ「お金がほしい」でも全然ベクトルが違うのですが、
ハートが望むことをしようと思ったら、
お金は絶対必要なんですね。

そういう意味でお金を望むようになるので、
「動く」んです。そういう形で。

S.A
はあ~、そうなんですね。

宗生
金運ワークやアルケミカルの
サポートセッションでもお伝えしているんですが、
そういうとき、ハートに命じて欲しいんですね。

S.A
ハートに?

宗生
ハートに命じるんです。
いま、何を望まれますかって言ったら、
望みがありますっておっしゃいましたけど、
それを命じてないと思うんですね。

S.A
はい、そうですね。

宗生
自分のハート、あるいは高次元の自分にですね。
「もっと学んで、やってあげたいんだ」と。
「愛を表現したいんだ」「踊りたいんだ」
「周囲の人達のお手伝いがしたいんだ」と、
命じて欲しいんです。

今はまだ、芽が出た段階なので、
漠然たるものかもしれないんですけど、
だんだんはっきりしてきます。

はっきりしてきたときに、
「これをしたかったんだ」ってことが、
陰陽師を見たときはそうは思わなかったにしても、
何かのワークを受けたりとか、
たまたま何かを見た時に
「これ、いいな!」っていうものが、
きっと来ると思うんです。

S.A
いま、涙がわーっと流れてきています。

宗生
そういうとき、ハートに命じて欲しいんですね。

例えば、なにか自分のやりたいことを学びたいという時に、
20万とか30万とかかかるとしますね。

今、すぐにそのお金が出せないなって思ったら、
「ぽーん」と胸に手を当ててもらって、
「私はこれがやりたい! だからいくら用意しろ!」
って言えばいいんです。

S.A
そうなんですか、はい。

宗生
みなさん、よく「お願い」するんですね。
神様にもよくお願いするじゃないですか。
手をあわせて。

でも、お願いって弱いんです。
願いっていうのは、その裏に
「でも、かなわないかもしれない」っていう気持ちがあるんです。

だからどこか気休め的なんです。
でも、命じるってすごく勇気が要るんです。
神様に命じるってすごいことじゃないですか。

やってこいって、言うんです(笑)。
「あれがやりたいから、お金を持って来い」とか、
神様に命令するんです。

S.A
たしかに、勇気が要りますね(笑)。

宗生
でも、それを言うと、喜んで動いてくれるんです。

S.A
え~、ほんとに?

宗生
龍もそうだし、高次元もそうなんですけど、
必ず命じろっていうんです。
引き寄せの法則とかでも、そうですね。

S.A
へえ~、そうなんだ。

宗生
宇宙に注文しろとか、オーダーしろっていいますね。

カタログを見て、発注するような感じです。
「この仕事やりたいから、お金いくらね」って。
「それを、いついつまでにヨロシク」って(笑)。

S.A
納期まで(笑)。

宗生
それを本気で言うと、ちゃんとそうなってきます。

例えば家内の直子を見ていると、
「こんどロンドンに行くから、お金何とかして」って
高次元に言ってますね。

S.A
それで行けるようになったんですか?

宗生
行けるようになってますね。ちゃんと、そのとおりに。
昨年の夏くらいに、それを本気でやって、
12月に実際にロンドンに行ったのもそうです。

今月にも行きますが、私は正直無理だと思ってました。
引越しでお金がたくさんかかってるのに、
ロンドンに行くお金なんてさすがに用意できないって思いました。

でも、ちゃんと行けるようになってますね。

S.A
ええ~、すごい。

宗生
だから、命じたほうが早いです。
「なんとしても行く」とかじゃないんですね。
「行くもんだ」と思ってますからね(笑)。

行くって決めちゃったから、
お金はあとから何とかしといてねって感じで、
実に力みなく、自然体で命じてますね。

もちろんこれが消費とか、魂の求めていることじゃないと、
こうはなりませんから「ほんとに大丈夫なの?」って、
三次元の私は心配してるんですけど、
実際にちゃんとお金が入ってくるので、
すごいなとしか言いようがないですね。

S.A
ああ、でもすごくイメージが出来ました。

宗生
そうすると、今の静かな状態のままで、
周りがすごい勢いで動き出します。

そんな感じで、ぜひ「命じて」みてください。
命じれば命じるほど、ますます動いてくれます。

S.A
さっそく、やってみようと思います。

宗生
それでは、1時間近いインタビューになりましたが、
素晴らしいお話を聞かせていただきました。
ありがとうございました。

S.A
こちらこそ、ありがとうございました。

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