運命のパートナーに出会う7つのステージ(7)邂逅

Happy couple

出会いはあまりに自然にやってきます。このように長い(時間的には短かったとしても)魂の旅を経て、自分のなかに育ててきた、運命のパートナー、理想の相手に関する信念・観念・想念が宇宙に響き、そしてその響きをキャッチした一人の中で育ち、芽吹いた人がいます。その人は、もともと自分の近くだったり、自分に近い人が知っている人であることが多いものです。

でも、ほとんどの場合、まるで死角にいたように、隠されていたように気付きません。想像すらしません。その時点では、むしろ自分の好きではない人に分類されていたり、恋愛対象にならない年齢だったり、立場だったりします。また、知らない人の場合もありますが、ほとんどの場合自分と深いつながりのある人が紹介してくれたりします。あとは、偶然です。

いずれにせよ、このときの出会いは、とても静かで穏やかです。自然すぎて、恋愛とは思えないほどです。自分が思い描いていたドラマティックで、ロマンティックなものではなかったかもしれません。でも、それは本来の自分のスタイルに一番合った、恋愛という狭い範囲を超えた、理想の人間関係そのものです。

話せば話すほど、思いが伝わる。一緒にいるだけで、何もしなくても心地よい。どこに行っても感覚があう。なんだかわからないけど、いつも居ることが楽しい。

まるで、ずっと昔から知り合いだったような感じがします。まだ知り合って間もないのに、どうしてこんなに深くつながっているんだろうと思います。それがあまりに自分の知っている、恋人や夫婦の姿とは違っているので、最初は戸惑うこともあるでしょう。

この相手が、自分の求めていた運命のパートナーなんだろうか?

最初はそうは思えないことも多いでしょう。しかし、あるときスイッチが入ります。それまで隠されていたものが解き放たれるときがきます。それまで、少し時間をかける必要があるかもしれません。いくつかのシンクロも介入してくるでしょう。でも、その歩みは決して無理がありません。

ゆったりとしています。なにも恐れることはなく、焦ることもありません。それでも、確実に二人の間に何かが結ばれ、はぐくまれていきます。

そして、ある朝、あるいはある夜、あるいは電話を切った後、おやすみを言って分かれた後、ふと気付くのです。ああ、この人が自分の運命の人だったんだ。この人がずっとずっと求めてきた人だったんだ。

 それは意外でもあり、あまりに普通で、自然すぎて、
 ちょっと笑ってしまうほどです。
 やっと出会ったというのに、どうしてこれほど普通なんだろう。
 でも、心の深い深い奥でははっきりとわかっています。
 最初から、二人は出会うことになっていたんだと。
 そうでなくて、どうして今までのプロセスがあったんだろうかと。

 そして、ここまでの謎が、すべて解き明かされていきます。

このようにして二人の間にスイッチが入って、はじめてまるで解き放たれたように、愛が満ちてきます。互いの深い愛情が互いに注ぎ込まれます。心と体を一つにして愛し合うことを、当然のことと思います。そして結ばれるとき、心と体が文字通り一つになっていくでしょう。

もちろんセックスに慣れていなかったら、慣れるまでは時間がかかるでしょうけれど、それもあまり問題にはなりません。むしろ、一つ一つが楽しくて仕方ないでしょう。身体の相性よく、価値観も共有できるのであれば、奔放にしたければそのようにできるでしょうし、穏やかにしたければそのようにできるでしょう。

この関係は、すべて二人の選択にゆだねられます。運命のパートナーと出会えたからと言って、結婚しなくてはいけないわけでもありません。そんな、書類上の決まり事など、どうでもよいことに感じられます。二人はいつも一緒にいたい。そのために便利だと思えば結婚するでしょう。どうせ毎日セックスを求め合うのなら、そのほうが経済的だからです。

結婚はもはや憧れでもなく、束縛でもなく、単なる通過儀礼に過ぎないと思うでしょう。

二人が準備を整って出会うこと。それがすべてなのです。そしてこれまではおのおので、自分の人生の課題に取り組んでいたのが、今度は二人でいしょになって、おのおのの課題に取り組みつつ、相手の課題をサポートし、そして二人の課題を二人で体験していくという、新しい生き方に進んでいくのです。

それはとても楽しく、生き生きとしていて、魅力に溢れた、そして自然で、肩の力が抜けた、リラックスして、心から正直でいられ、さまざまなぶつかり合いや、一時的なトラブルも、むしろ創造的な現象として受け止めつつ、前向きに生きていける関係性になるでしょう。  

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