こんにちは、宗生です。
龍と弁天の話を続けます。
手にしたばかりのペンデュラムが差した地図上の地点は
駿河湾のど真ん中でした。
「どうやって海の真上にいけと!?」
アホかと思いましたが、
よく地図を見ると、ちょうどその地点の上を
破線が通っています。
駿河湾フェリーの航路でした。
http://www.dream-ferry.co.jp/index.html
清水港から土肥港までフェリーが就航しており、
その航路上に行けというのです。
もちろん、私はそんなことは全然知りませんでした。
ただ、ペンデュラムが回る指示通りに解釈していったら、
そこに行けということになっただけです。
理由も目的もわかりません。
でも、ちゃんと行くことが出来ることがわかったので、
むくむく好奇心が出てきました。
一体行ったら何があるんだろう?
何か、面白いことが起こりそうだ。
そんなワクワクに促されるようにして、
家族みんなで(当時は6人家族でした)
ホンダストリームに乗って出かけました。
清水港のそばに近づくと、
羽衣伝説で有名な三保の松原の看板がありました。
直子はむしろそちらに心を惹かれたようでした。
今思えば、この羽衣伝説の天女の存在も、
海辺の水際に存在する天女であることから、
弁才天と近似した存在であると感じます。
もちろん、弁才天と羽衣の天女では、
エネルギーレベルは全く異なりますが、
弁才天のパワフルさは多くの水際の女神の
習合によるものなので、
もとの女神一つ一つを見ていくと、
弁才天の中に流れ込んでいる女神の1つとして、
羽衣の天女もその中に混ざっていると感じるのです。
もともと弁才天の元型は
インド・ヒンズー教の芸術の女神、
サラスヴァティーであると言われています。
ちなみに、サラスヴァティーはヒンズー教の三最高神の一人である
ブラフマーが創造した女神ですが、
あまりの美しさにブラフマーが妻に娶りました。
この夫婦から生まれた子どもが人間であるとされ、
日本神話の伊邪那美の神に匹敵する
非常に高位の女神なのです。
このサラスヴァティーがシルクロードや遣唐使などを経由して
日本に入り、辯才天と名付けられましたが、
海や水際の女神という共通点から、
この弁才天に習合した女神として、有名なのが
宗像(むなかた)三女神の市杵嶋姫(いちきしまひめ)なのです。
平安時代以降、日本では神仏も習合してしまい、
神も仏も混在していましたので、
名前で言えば別々ですが、働きとして似ていれば
同じ神様、同じ仏様になってしまったわけです。
三女神が最も有名なのは世界遺産となった、
広島の厳島神社ですね。
ちなみにと言うか余談ですが、
Perfumeも広島出身の三人の女の子なので、
厳島神社の三女神を彷彿とさせます。
かなり守護されてる感じがしますから、
きっとなんかやってるんでしょう。
ですが、宗像三女神の発祥地というのは、
厳島神社ではなくて、
北九州の宗像市にある宗像大社になります。
むなかたたいしゃ、と読みます。
交通のご利益があることで有名で、
巨大な駐車場があって仰天します。
車のお祓いを受けると超かっこいいシールが貰えます。
いずれも、この先ペンデュラムに促されて、
訪れることになります。
水の女神のそばには常に龍神がいます。
龍神は水の女神に惹かれてやってくるからです。
三保の松原の存在もまた、
そばに龍の存在を感じさせるものでした。
もちろん、この時は
そんなことはさっぱりわかりませんでしたので、
なんか不思議だね~と言いながら、
フェリーの乗船手続きをしました。
空には無数の「龍雲」がたなびいていて、
明らかに龍が近いことを感じさせましたが、
はて、どこにいるんでしょうか?
フェリーのデッキ上で、
うちの子どもたちが走りまわって遊んでいます。
鐘を見つけて、カンカン鳴らしたりして、
楽しそうです。
私たち夫婦は、天気だったら富士山が見えるであろう方向を
見つめていましたが、雲と霞で見えそうにもありません。
海面は真っ黒で、船がたてる航跡が白く泡立ち、
波間に消えて行きました。
この海の底に、龍神がいるのだ。
とわかりました。
富士山ととてもつながりのある龍神が
この駿河湾の海の底にいる、ということが
何の根拠もなく、突然わかりました。
そして、これから、
こうやって龍神に関係する場所を訪れることで、
代々受け渡され、私の魂にも伝わってきた、
封印されてきた龍を解放するのだ、
ということを理解したのでした。
本当に、これはもう理由とか、
根拠とか、思考の道筋とか、
いわゆる弁証法的な説明ができません。
なんせ、まるごと「どん」とわかってしまうので、
「なんで?」といわれても、説明できないし、
「ほんと?」といわれても、なんともいいようがないのです。
自分にとって、それが真実であるということ以外、
説明ができません。
でもはっきり、それとわかるのだから、逃げも隠れもできません。
やるしかないわけです。
こうして、最初の龍の封印が解け、
私の魂から、最初の龍が解き放たれました。
その龍は全体が黒っぽく感じられたので、
黒龍と名づけました。
ここで、「龍」と「龍神」を使い分けていることに
注意してくださいね。
個人の中にいるのは「龍」です。神格はありません。
「龍神」は元は神で、龍に身を落とした神です。
封じられた神様のことです。
ときどき私も書いてて間違うのですが、
そう解釈してください。
さて、この記事を書くために
改めて駿河湾の海底の地形をネットで調べて見ました。
すると、驚くべきことがわかりました。
駿河湾は、世界でも稀な深い海底を持った湾なのだそうです。
そしてその地形図がこんな感じになっています。
この縦に延びる溝は「駿河トラフ」と言われ、
地震の温床となる部分でもあります。
この駿河トラフの始まりに、富士山があります。
この駿河トラフは東海沿岸を東西に走っており、
これを龍の体とみなすなら、
富士山は龍の頭であり
噴火口は口であって、
そこから炎を吹き出すわけですね。
日本の国土そのものも
よく龍に例えられますが、
海底の地形を見てみると、
そこにも龍が隠れていることがわかります。
駿河湾から富士山にかけて、
日本の中でも炎の龍神や水の龍神が集結して
日本の国土を支えているのですね。
その中心部に、
私は何も知らない状態で
行かされた、ということが、
今になってよくわかります。
だいぶ長くなったので、
続きはまた次回に。
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