いよいよ龍をめぐる冒険も終わりが近づいて来ました。
っていうか、さすがにちょっと引っ張りすぎましたので、
次回で終了です。
今回は、最初の駿河湾から、最後の宗像までの間に
龍の開放のために訪れた神社をざっくり紹介します。
他にも本編に関わる重要なエピソードはいくつかあるのですが、
さらにいろいろ背景を話さないといけないので、
今回はざっと触れるだけにしておきます。
あと、龍の色ですが(白龍とか赤龍とか)、
実はあまり大きな意味はありません。
ちょうど鍵のキーホルダーが赤か白か青か、
と言った程度のことです。
私の本性を封じていた9つの鍵であった龍に、
それぞれの外見から適当に名前をつけただけで、
それ以上の意味はありません。
気づき、覚醒と解放のプロセスが重要でした。
起こってくる一つ一つの事象を意味付けることができるのは、
もっぱら私と直子しかいなかったわけですからね。
物事には最初から意味があるのではなく、
すべて中立であるというのが般若心経の「色即是空 空即是色」
の意味だと、小林正観さんは語っています。
目に見えない世界の不思議な出来事を意味づけするのは、
結局のところ、人間の創造力でしかないわけです。
だから、意味のない偶然と切り捨てることもできれば、
自分だけが選ばれた人間なんだと奢ることもできる。
宇宙の法則を見出すこともできるし、
物語を描き出すこともできる。
すべて人間の自由な意思に任されている、ということなんですよね。
私が、この龍と弁天の旅に意味づけた物語は、
そんなふうにして出来上がってきた、ということです。
だから、これは私にとっては真実ですが、
他の人にとってそうであるとは限らないわけです。
どうか、皆さんひとりひとりの物語を、
みなさんの人生に起こる不思議なことの中から、
描きだしてみてくださいね。
すべての人生の中に物語はあるのですから。
■龍の解放スポット
(1)駿河湾(静岡県)
駿河湾フェリーに乗船。海の上で黒龍を開放。
(2)龍穴神社(三重県)
祭神は高■神(■:雨冠/「龍」)。
室生寺と対の龍穴神社奥宮の吉祥龍穴にて、木龍を開放。
(3)琵琶湖・竹生島(滋賀県)
長浜から琵琶湖汽船にて入山。
主祭神は市杵嶋姫神(弁才天)
都久夫須麻神社(竹生島神社)にて、白龍を開放。
※なぜか瀬織津姫神の依頼で竹生島のご神水を持ち帰ることに。
(4)厳島神社(広島県)
厳島神社の主祭神は宗像三女神。
三度の厳島神社の参拝にて赤龍を解放したものの、
回数を要した。
四年後に奥宮の弥山に行き、
ここに来れば一発で解放できたとわかって、がっくりした。
ちなみに、天川大弁財天社の奥の宮も弥山といい、
こちらの弥山でも解放できたのだけれど、
同様に奥宮に行かなかったので、
すっきり解放出来なかったのだった。
一発で解放するには、面倒臭がらず奥宮に行くべしと学んだ。
(5)江島神社(神奈川県)
主祭神は宗像三女神。こちらも、宗像大社同様、
三女神が各々に祀られていて、さらに龍宮や秋葉神や八坂神社まである。
湘南だけあって龍と弁天オールスターズである。
龍宮(わだつのみや)にて緑龍を解放した。
江島縁起は龍と弁才天の関係をつかむのに、
とてもわかりやすいマンガなので是非一読を。
(6)秋葉神社(静岡県)
主祭神は火之迦具土大神。
天竜川の龍神に導かれ、
「天空の舞台」にて天龍(銀龍)を解放した。
※天竜川水源の諏訪湖畔にある
諏訪大社(長野県)の四宮も深く関連しています。
(7)宗像大社(福岡県)
主祭神は宗像三女神。
辺津宮にて、青龍を一部解放したものの、不完全な状態だった。
宿題を果たす形で三年後、
大島・中津宮の天の真名井にて、青龍を解放した。
(8)富士山本宮浅間大社(静岡県)
主祭神は木花咲耶姫命。
春頃、富士宮の本宮に参拝した際、
離れに綺麗な富士の雪解け水の池があり、
そこに厳島神社があって市杵嶋姫が祀られているのを発見する。
そこで瀬織津姫の依頼で取ってきたのに、保留されていた
竹生島の水を富士山頂にお供えしてほしいと依頼があり、
梅雨明けと同時に富士登山へ。
この経緯で、瀬織津姫>市杵嶋姫>木花咲耶姫>弁才天という、
水際の女神の系譜がおぼろげながらわかってくる。
お鉢巡りをして奥宮に参拝し、紅龍を解放した。
8つの龍の封印を解いたことで、「八大龍王」の状態になり、
本性が龍の状態から、元の霊格(人の姿)を取り戻した。
これで、八角形の封印がすべて解け、
残るはただひとつ、中央の封印を解くのみという状態になった。
(9)箱根・九頭龍神社(神奈川県)
芦ノ湖畔の西武のコテージアリア内にある箱根神社奥宮・九頭龍神社にて、
最後の封印(九頭龍)を解放するとともに、龍と弁才天の秘密を明かされる。
ただ、この段階では青龍の解放がまだ不完全な状態だったので、
完全な解放には至らず、宗像再訪まで延期される。
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こうして、宗像再訪によって、ようやくすべての封印の決着がつき、
いよいよ完全解放を行うべく、リーベルさんが登場します。
というわけで、龍をめぐる冒険は次回最終回です。
ではまた。
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