こんにちは、錬金術士の宗生です。
龍と弁財天の話もしたいのですが、
Up to dateなことといえば、
何と言ってもiPhone4Sのリリースと
それにともなうiOS5のバージョンアップ、
そしてiCloudの開始という大きなムーヴメントについて
触れないわけにはいきません。
もともとパソコンはデスクトップ型でした。
モニタがあり、キーボードがあって、
それがでんと机の上に載っているのが
パソコンというものでした。
携帯できるパソコン、
ノートパソコンを最初に生み出したのは
日本の東芝です。
ダイナブックという名前のノート型パソコンが
最初の携帯型パソコンであり、
AppleのPowerBookが、
キーボードとトラックボールという
現在のノートパソコンの原型を創り出しました。
携帯するパソコン、というニーズは
その後も技術の進歩と共に具現化されてきました。
そして、モバイルコンピューティングという言葉が生まれました。
携帯できるコンピュータから、
常に携帯するコンピュータへ。
インターネットという巨大なネットワークと、
無線LANや携帯通信網というアクセス地点の拡大によって、
モバイルコンピューティングはパソコンという形式に縛られることなく、
携帯端末という形で、可能になってきました。
家にはメインコンピュータがあり、
個々には携帯端末がある。
ハード的にはすでにここまで実現していました。
足りなかった最後のピースが、
データのシンクロでした。
パソコンと携帯の間での
データの連携がうまくいってなかったのですね。
携帯で撮った写真が何もしないでも
パソコンで見えるようにはなっていませんでした。
携帯で見たメールを、
同じようにパソコンで見ることもうまくできませんでした。
ケーブルでつないだり、
いちいち手動でバックアップしたり、
面倒なことをたくさんする必要がありました。
ハードとソフトの連携を自動的にとってくれる
ネットサークサービスが、
iCloudといわれるものです。
すでに概念は昔からありましたが、
誰もが手軽に使いこなせるイージーな操作性がなかったので、
アップルも何度か失敗しています。
.mac、mobile.meと二度の失敗したアップルが
三度目の正直にトライしたiCloud。
iPhoneでとった写真が、
無線LANの中に入った途端、
データを連携し始めます。
そして、家のパソコンや、
家族のiPhoneでも同じ写真を自動的に見ることができます。
もう、いちいちSDカードを差し込む必要も無く、
ケーブルを探す必要もなく、
全自動で写真の保存ができるのです。
予定も、メールも、電話帳も常に一元化されています。
一つが更新されれば、自動的に全部のデータに追加されます。
またひとつ、大きな進歩が起こりました。
またひとつ、夢がかないました。
すべての情報が快適に整理され、
共有されていく。
より大きなクリエイティビティを発揮していける。
そんな時代の変わり目を、楽しんでいます。
ではまた。
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