2.思考現実化プロセス

Thinking of you

自分のビジョン(未来像)・思考・感情といった信念・観念・想念が現実を引き寄せ、創造しています。

このスピリチュアルな原則は「バシャール」「神との対話」「ザ・シークレット」といった最近の優れた本だけでなく、大本教祖出口なおの「喜べば喜び事がくる」、救世教教祖岡田自観の「人間は想念次第」といった数々のマスターたちが語った本の中に示されています。「笑う門には福来たる」などという言葉にも、端的にこの秘密が明かされています。

なにより、神社で鏡がご神体であること、現実を「うつしよ」と呼ぶように、自分を取り巻く人生、現実の世界はすべて自分の内面の写し鏡であると言われています。現実がそうだから、自分がそう信じるようになったのではなく、自分がそう信じるから、現実がそうなっていくというのですね。

僕と彼は、この法則に「思考現実化プロセス」と名付けました。この思考現実化プロセスは宇宙において正確に機能しています。
自分の信念・観念・想念が、現実に作用し、自分のこれからの現実を作り出します。

これを信頼するならば、自分の中に「結婚はうまくいかない」「幸せになれない」「運命のパートナーなんていない」と信じていれば、そのような人生が展開することになります。

「結婚は幸せだ」「結婚は自由だ」「運命の相手は必ず存在する」「運命の相手に必ず出会える」「子供を育てるのは簡単だ」「結婚後も若々しくいられる」「結婚でセックスが充足する」「結婚は成功の近道である」

もし、このような信念・観念・想念を持っていたら、それが現実化します。

しかし、実際に自分の周囲にそういう人がいないと、自分ではそう信じたいと願っていても、不安や疑い、迷いが常に出てきます。すると、出会うにも時間がかかってしまいますし、実現するために多くの困難を越えなくてはなりません。常に不安や恐れ、迷いがついてまわります。何度も諦めようと思うことでしょう。だから、出会うまではとても苦しい思いをするのです。常に欠乏を感じます。

それはあまりに狭い信念を持っているからです。「結婚しなければ幸せになれない」、「結婚しなければ愛を得られない」、「運命の相手に出会わなければ真の幸福を得られない」などの恐れを前提にした信念です。

自分の人生は、自分が心の奥で何を信じるかを選択するかで決まります。そこに、良いも悪いも、正しいも間違っているも、ふさわしいもふさわしくないもありません。すべては自分が選択して、引き寄せ、招き、創造しているのが、人生という体験です。

神は運命も、宿命も、使命も与えません。自分がすべて、体験を望み、選択をしました。その選択を神はすべて叶えます。だから神は愛であり、人間は自由なのです。

現在の状況はすべて、自分の自由な魂が選択した結果です。例え、いまの顕在意識では理解できないことであっても、納得できないことであっても、まずはそれを受け入れるとき、自分が自由であることを受け止めたことになります。

 「人間に自由などない」という信念・観念・想念を持てば、「人間に自由などない」という体験を選択することになり、不条理な運命や宿命に翻弄される人生を体験することになるでしょう。それもまた、選択の自由です。

もし、幸せな結婚を体験したいと思えば、まずは自分の中にある結婚に対するネガティブな要素を書き換える必要があります。運命のパートナーと出会いたいと思えば、まずは「そんな相手などいない」「そんなことを信じるのはバカだ」といった世間的価値観を手放し、新たに書き換える必要があるのです。

自分自身の人生を、自分の意志で選択したいという、愛と自由を求める勇敢なスピリチュアリストに向け、この文章は書かれています。

©Muneo.Muneo 2010
 
 

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