愛に満ちた人間関係を結ぶには

big girls dont cry  - terrible picture, but great song

では、どうしたら愛に満ちた人間関係を結べるのか。

まず、誰かに自分を愛して欲しい、という願望を一旦脇に置く。次に、自分を愛することを集中して行う。自分の中に人を愛するためのエネルギーを貯めるには、まず自分で自分を愛するしかない。自分で自分を愛するのに、最も有効な最初の一歩はリスペクトである。音楽、芸術、エンターテイメントなど著名人、作品などを通して、自分が好きだと思えるものを徹底的に増やしていくのである。

その際、嫉妬をいかに手放すかが鍵になる。嫉妬は自分の欠落を肯定することになる。妬みや嫉妬する自分をそのたびに受け入れて、良く味わい、手放していく。孤独感や焦燥感を一つ一つ、大切に手放していく。

諦めも、批判や否定も、妬みも、すべて自分が欠落していることを選択することになる。自分が近い将来、他者に愛を流し、他者も自分に愛を返してくれるという循環を生み出す目的のために、リスペクトにコミットすることが大切なのだ。

リスペクトの感情が育ってきたら、それを様々な形でポジティブに行動化してみる。作品にしたり、ブログを書いたり、様々な役を引き受けたりする。それが、リスペクトで得た愛の萌芽を、外に発することになる。愛を外に向かって放流するのである。

愛のエネルギーは高い周波数をもつ。リスペクトで始まる小さな流れも、エネルギーレベルは高い。それゆえに、今までとは異なった人間関係を引き寄せる契機になっていく。当初は外部に向けられていたリスペクトも、やがてこのような熱い情熱をもった自分に対する好評価に変わっていくはずである。

自分が好きになったぶんだけ、他者が自分を好きになる可能性が高まるのだ。人が自分を好きになるまで、自分は自分を好きになれないのであれば、いつまでたっても事態は好転しない。

自分を好きになるためには、それまで自分を否定し、批判し、嫌悪してきた数多くの自己定義を変更しなくてはならない。例えば「自分はどうせ誰からも愛されない」という定義があるのなら、「自分が人を愛せるようになれば、自ずと人は自分を愛するようになる」と変更すればいい。

意地を張っていても、幸せからは遠のくだけである。幸福になりたいのなら、そうなる自分を本気で信じる覚悟を持つしかない。幸福よりも他に成し遂げたいことがあるのなら、もちろんそれを信じればいい。すべて、自分の現実は自分の願い次第である。幸福を願うなら、自分の信念を、願いどおりにすればいいだけのことだ。

現状の自分の愛の状態は、自分のエネルギーの反映に過ぎない。そのエネルギーに引き寄せられ、現実の人間関係を創りだす。

愛を追い求めるのではなく、自分のエネルギーに愛を引き寄せる。これが、愛に満ちた人間関係を結ぶための原則である。ポジティブな愛に満たされたいなら、自分のエネルギーを高め、引き寄せればいいのだ。その最初の一歩がリスペクトである。

他者から自分へとリスペクトの対象が変わっていけばいくだけ、自分とハイヤーセルフとの距離が縮まるのである。

エネルギーレベルの変化に応じて、人間関係のリセットと再構築がその都度行われる。これを恐れて、変化しない選択をする人も多いが、より自分の理想に近づくためには、慣れたエリアから、新たなエリアへと移らねばならない。自分を中心に据え、愛することの出来る人は、孤独を恐れず、むしろ孤独を愛するものである。

必ず、次にはさらに素晴らしい人々との出会いが待っていると理解しているからである。

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