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誕生日がどうしてこんなに悲しいのか

誕生日がどうしてこんなに悲しいのか

こんにちは、宗生です。 1月28日は45歳の誕生日でした。前日まで東京でのセッションがあり、直子と二人で二日間を過ごして、久々に夫婦で旅行気分でした。 とても楽しい二日間だったのですが、帰りの車の中でずーんと落ち込んでしまい、なんでこんなに悲しい気分なんだろうと話し合っていくうちに、深い気付きがありました。 不思議なことに、私は誕生月の1月はかねがね鬼門でした。 22歳の時、重症の結核で1月4日に . . .

男女がいつまでも恋愛し続けるために必要なこと

男女がいつまでも恋愛し続けるために必要なこと

宗生です。 ルドルフ・シュタイナーは「畏敬」という感情が魂にとっての栄養のごとく必要不可欠なものであると、その著書「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」において書いています。魂の覚醒と進化にとって、「畏敬」は欠かすことのできないエッセンスだというのです。 しかし「畏敬」とは「畏れ敬う」ということであり「仰ぎ見る」という感覚で、縦型の関係性でもあります。人が神を仰ぎ見る。弟子が師匠を仰ぎ見る。 . . .

虹のすべり台

虹のすべり台

前口上  これは六歳の女の子「トモちゃん」が本当に話してくれたお話です。まるで、どこかに忘れた大切な宝物が、ある日突然出てきたみたいに、トモちゃんはこの話をしてくれたのです。それはトモちゃんや、トモちゃんの姉妹や、それ以外の子どもたちがどうやってここにきて、どうやって一緒に暮らすことになったのか、そのことをしらせてくれます。  もちろんこれはお話です。お話というのは、皆さんは知らないかも知れません . . .

共苦とは苦しみの真の価値を理解すること

共苦とは苦しみの真の価値を理解すること

こんにちは、宗生です。 音楽の話二回目です。 私がモーツァルトを好きになる前、 ずっと聴き込んでいたのがワーグナーでした。 私の師匠に当たる方はワグネリアンで、 学生の私を連れて行ってくれた初めてのオペラが 「トリスタンとイゾルデ」だったからです。 当時私は、自分が信じていたものが失われてしまい、 これから何を信じて生きていけばいいのかわからず、 東京で一人暮らししながら自分探しをしていました。 . . .

Love is composed of a single soul inhabiting two bodies.

Love is composed of a single soul inhabiting two bodies.

こんにちは、錬金術士の宗生です。 今年も、11月3日がまもなくやってきます。 この日は、我々夫婦にとって特別な記念日になります。 今年は17回目の記念日です。 普通は、結婚記念日が夫婦にとって一番大事な記念日だと思います。 もちろん、われわれも結婚記念日は祝うのですが、 結婚とか、披露宴ってのはどちらかといえばパブリックな催しであって、 個人的なものとはちょっと違うなあと思っています。 運命とか、 . . .

愛する人を失うくらいなら

愛する人を失うくらいなら

錬金術士の宗生です。 今年は水の災害が多いですね。 たくさんの方が水で亡くなっています。 震災の津波のときもそうですし、 天龍川の船の事故もそうですし、 今回の台風の河川の氾濫もそうですが、 沢山の人達が家族を失っています。 台風直前に 家内と「那智大社にぜひご参拝したいね」と 話していて、実際に今月の20日頃には 参拝に行く予定を立てていました。 十津川村の有名な谷瀬の吊橋の下にある 河川敷のオ . . .

死者を悼むということ

死者を悼むということ

宗生です。 東日本大震災という未曽有の大災害と、原発事故によって東日本は大変な精神状況になっています。 私は西日本に住んでいるので、直接の被害はありません。むしろ、東日本とのあまりの違いに、戸惑うほどです。あまりにも日常そのまま、何も変わっていないように見えます。でも、もちろんそんなことはありえません。2011年3月11日を境に、日本という国が大きく変わったのだと感じています。まるで、パラレルワー . . .

おおきな木は幸せになれなかった

おおきな木は幸せになれなかった

シェル・シルヴァスタインの有名な絵本「おおきな木」をご存じない方はいないだろう。村上春樹さんの新訳書が出ている。 絵本コーナーに行けば、緑色の装丁をしたこの本は嫌でも目につくはずだ。原題は「The Giving Tree(与え続ける木)」となっている。絵は「スヌーピーとチャーリー・ブラウン」のチャールズ・シュルツの筆致とよく似ている、味のある粗いペン画である。 粗筋はこんな感じだ。 幼い少年は、り . . .

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