人間関係はなぜ難しいのだろうか。
人間関係が難しいと思われるのは、難しいと定義付けて、現状をそのまま受け入れているからに過ぎない。自分自身が持っているエネルギーレベルと異なるエリアの人達と付き合うから、周波数を無理に合わせなくてはならなくなる。
本来の自分の軸が安定していたら、短期的には異なる周波数の人達とも表面的に付き合い、自分の周波数を変えずに置くことができる。しかし、自分の軸が安定していない状態で人に合わせていれば、当然自分の周波数がブレることになり、苦痛や孤独、疎外感を感じることになる。
しかも、世間一般の人々は、皆自分の周波数を過分にダウングレードさせている。
ハイヤーセルフと三次元の自分との間に、齟齬があればあるほど、周波数が減衰する。減衰させた周波数同士で人間関係を結ぼうとしても、ネガティブなエネルギーが共鳴し合うため、さまざまな問題が生じることになる。
人と人とがうまく付き合えない、結び合えない、信頼関係を結べない、本音で語れない、疎外感を感じる、傷つきたくない、などといった感想を人間関係に対していだいている人は、本来の自分自身であるハイヤーセルフの高い周波数に比較し、低いエネルギーレベルで留まっていることを、現実が鏡となって教えてくれているのである。
自分の内部の愛の不足を他者の愛で満たすのは不可能である。
自分自身を愛せず、信頼もできず、自己嫌悪で満たされているエネルギーレベルの人は、同じように自分自身を愛せず、信頼もできず、自己嫌悪で満たされているエネルギーレベルの人が属している世界に住むことになる。
多くの人々が、愛を無限に与えられるような人はいない領域で、自分からは何も与えず、与えてもらうことばかり求めている。他者から自分を愛し、欠損を埋めてもらえることを期待しても、互いに餓えた者どうしでは、与えることはできない。
傷の舐め合いは、一時愛と錯覚するが、与えるものを持たない同士の関係は、互いから奪い合うだけとなり、結果損ない合って終わるだけになってしまうのである。