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第1部 あなたの興味に宿る奇跡の力

1章 あなたの興味に宿る奇跡の力

この章では、理論や方法論に先駆けて、まずマイク自身が教職課程で実際に体験した実話が語られています。問題児ばかりを集めたクラスで、マイクはある実験を行います。それは、まず既成の学校の価値観を捨てて、一人一人ごとに一番大好きなことをテーマにしてあげ、その分野の研究をさせたのでした。

最初は心を開かなかった生徒たちも、なにも否定や批判をされないと知ると、徐々に心を開くようになり、自分が一番好きなことは何かを語り始めます。マイクはその思いを素直に受け止め、ボクシングが大好きならボクシングをテーマに据えて、リングの面積などに置き換えて数学を学ばせたり、身体のしくみを学ばせたりと、それを実際の教程に置き換えてあげるのです。

男女関係の好きな子、お店を経営したい子等々、どの子にも一つは好きなことがあります。それを中心に据えて、テーマを研究させることで、結果的に数学、国語、理科、社会とすべての科目をちゃんと習うようになり、しかも「楽しいから」というので、誰も休まなかったという話です。

私たちには「嫌いなことを無理して努力して頑張ってやるのが勉強」というイメージが潜在的にあり、子供(そして自分自身)は勉強が嫌いと思い込んでしまいます。しかし、本当にそうなのでしょうか?とマイクは問い掛けています。

2章 バランスを失った人生

ソースでは、ワクワクとともにバランスを重視します。人生が多くのプラス因子で構成されている場合バランスがとれています。マイナス因子が多いと人生がアンバランスになってしまいます。

プラス因子とは「自分のプライベートや仕事を前向きに推し進めてくれる活動や人物」です。マイナス因子とは「自分のプライベートや仕事の前進を妨げ、足を引っ張る活動や人物」です。

もちろんすべての活動や人物は、みな意味を持っています。無意味な活動や人物など存在しません。しかし、自分自身にとって、相対的に、前向きに作用する活動・人物や、妨害的に作用する活動や人物は、確かに存在します。

マイナス因子が現れるのは、それそのものが問題なのではありません。物事は本質的に中立です。そのように受け取っている自分自身の中に「満たされないニーズがあり、それが何らかの形で自己表現を求めている」ために、そのように感じるわけです。自分自身の中に問題があるのです。

つまり、マイナス因子から目をそらしたり、フタをしたり、押し込めたりしても、本質的な部分で変わらない限り、マイナス因子は様々な形で姿を現してきます。

例えば、上司と人間関係でうまくいなくなり、仕事を辞めたとします。その場合、それが自分の中のマイナス因子の表現の場合、その上司が問題なのではなく、自分の中に満たされてないものがあることを示しているわけです。そこを変化させ、新たな行動を起こさない限り、次の職場でまた同じような問題に遭遇する場合が多いのです。

さらに、自分のマイナス因子は様々な形で現れながら、なかなか直視し難いものです。「自分はお酒が好きだから、ワクワクしている」といいながらお酒を飲んでいる人が、本質的にはストレスの解消であるとしたら、それはプラス因子ではなくマイナス因子の表現なのです。

そのままいくと体を壊すなどさらに次のマイナス因子を産み、本来の問題の解決…自分自身が本来あるべき姿で生きていないことを解決すること…を、さらに強く求めてきます。

このように人生がアンバランスであるとは、それだけ自分自身の真の声に従った人生を歩んでいないサインであり、アラートなのです。つまり、本来の自分、ワクワクの人生を生きることを求めている、自分自身の前向きな変化を求める声なのですね。

もし、今の自分が何の不満もなく、恐れもなく、ワクワクだけで生き、結果も出ているのであれば、それがワクワクの実現した姿であり、バランスのとれた、もっとも自然な人生であるといえます。逆にマイナス因子があるとしたら、解放したほうがよい不適当な考え方が自分を抑圧していることを示しています。それを手放すことを促してくれているわけです。

例えば、夫婦関係はうまく行っているけれど、お金に困っているとしたら、それは「私は愛情は受け取るが、お金は受け取りたくない」という観念が妨げている可能性があります。それを手放し、お金を受け取っていく観念に戻れば、経済的な方面のワクワクに着手でき、行動化し、結果として豊かさを導くことが出来るわけです。

アンバランステスト」は、頭での判断を入れず、自分の直観に従って行えば、自分自身のバランス度が明らかになります。その際「自分はすでにワクワクで生きている」と決めつけると、確かに点数は良いのですが、自分としては「そう言い聞かせている」だけの結果になってしまいます。

この現実社会において、ワクワクで生き、結果としてきちんと職を成り立たせている「ライフワーカー」はまだまだ少数です。まずは自分を等身大で見つめる勇気を持つことが、ワクワク人生を始める最初の一歩…しかも一番困難な一歩になります。

それほど我々は、ワクワクで生きるなど、不可能であると信じ切っているのです。そこから「本来の自分自身に戻ることが出来れば、毎日ワクワク生き豊かになれる」という人生観を腹に落とし込むためには、いくつもの段階を越えて、自分を解放していくことが必要になってきます。

そのため、ソースではまず自分自身が、そして現代の社会が「真理」と思い込ませている「神話」「ウソ」を明らかにし、我々がいかに多くの先入観で自分を縛りつけ、変化させないように管理しているかを明らかにしていきます。

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書籍「ソース」に一部載っているエクササイズ(実習)は、実はこのキットの中のほんの一部。このキットには、すべてのプロセスが完全な形で収録されており、本をお読みになって疑問をもった部分もすべて解説されています。エクササイズの答えを書き込む形式のワークブックと、それを声でナビーションし、さらに湧いてくる疑問や質問に答える形のCD、そして得られた結果を書き込んで日々見られるようにしたポスターなどで、順を追って、無理なく、どなたにでも「ソース」の神髄を体験していただけるよう、随所に工夫が施されています。 (※自宅学習キットを購入なさる方は、必ず「ソース」(単行本)を先にお読み下さい)