2008年3月21日
ほぼ日手帳とPEACEFUL
思い返せば、昨年のこと
きらきら塾を運営するEarthPeopleのカズキ君が
HPに続いてフリーペーパーをやりたい!というので
制作の仕方などを教えてくれないかというオファーでした。
ちょうど彼が鎌倉に旅をして集めてきた
多くのフリーペーパーはどれもデザインが素敵で
なるほど、これはEP的ということで、
Illustratorのレッスンなどをしてみたのですが、
彼らのイメージするもの、
表現したいものは、
紙媒体でやったらかなりのコストと
スキルのいることで、
正直行き詰ってしまいました。
それほどきらきら塾やきらきらファームを中心として
彼らの伝えたいメッセージは分厚くて大きく、
しかも透き通っていました。
その話が立ち消えになり、
新しいきらきら塾のスタートなど
楽しいことが相次ぐ中で
ふと僕の中によみがえってきたきもちがありました。
「ほぼ日をやりたい」
あの、超有名サイト
糸井重里さんの主催する
「ほぼ日刊イトイ新聞」のことです。
僕はあのサイトが発刊したすぐあとに
その存在を知ったとき
「なんて楽しそうなサイトなんだろう」とワクワクし
憧れもしました。
こんなふうに仕事ができたらな、と。
毎日毎日、少ないスタッフと
ただ働き同然で連日徹夜ながら
人の温かみを感じる対談が連日アップされ
糸井さんのユニークな視点から語られる
ダーリンコラムが楽しみでした。
どうせ仕事は大変なものなら
ワクワク楽しんでやりたい。
当時の僕は自分の仕事にワクワクも
将来の夢も描けなくて
先まで敷かれたレールをただ進んでいるだけで
僕の中のポテンシャルが何も使われないまま、
消え去ろうとしていました。
あんなサイト、
というよりも、
あんなふうに仕事がしたい。
人を楽しませることに
自分の能力を限界まで引き出して
打算とか計算とかもちろん大事なんだけど、
その根底にあるワクワク感を
ただひたすらに信じて形にしていく。
それが僕の生きたい姿でした。
そんな思いも
結婚し、思いがけず多くの子供たちに恵まれて
幸せになってしまい、忘れてしまいました。
仕事をやめて独立したことで
経済的には大変だったけれど
ソースに出会って生き方を変えた結果
精神的には楽になって
人間関係が変わり、仕事も変わっていきました。
そんなとき
出会ったのがきらきら塾。
今年に入り、
経済面もなんとか落ち着いてきて
仕事のペースもつかめるようになってくるなか
たまたまロフトで「ほぼ日手帳」を見つけました。
棚一面の手帳。
衝撃でした。
最初のころのほぼ日はおよそ
商売になるとは思えないほど
素人丸出しのサイトでした。
それが10年でこんなになってる。
続けるってすごい。
いや、本物をひたすら信じて
発信し続けた糸井さんの執念に
圧倒されたのでした。
色とりどりの手帳のカバーと
スタッフみんなで知恵を出し、意見を集め
作り上げた手帳には
ただの機能だけではない「ワクワク」が
詰まっていたのです。
正直、その少し前に
ファイロファックスのシステム手帳を買ったばかりで
どうしようか三十分ほど迷ったのですが
結局、手帳のワクワクパワーに寄り切られるように
買ってしまいました。
いまも、その手帳がデフォルトになってます。
そして久々にほぼ日を見に行きました。
デザインはすっかり洗練され、
でもビジュアルの手作り間は前よりも出ていて
多くのスタッフと毎日クリエイティブに仕事をし
進化を続けるイトイシステムは健在でした。
僕が広告代理店に勤め、
元コピーライターの社長に出会い、
仕事をさせてもらっているのも
なにか必然性があると感じました。
自分だけのほぼ日をやりたいという思いが
名古屋の「ほぼ日」をやりたい、
そしてきらきら塾の「ほぼ日」へと変化していくのに
時間はかかりませんでした。
カズキ君ときづっちに
手帳やほぼ日を見せながら
僕の思いをプレゼンすると
それは彼らのフリペを作りたいという思いと同期し
共鳴し、コラボレーションが始まりました。
その翌日、カズキ君が名前をつけてくれました。
あれから二ヶ月。
今日、発刊です。
- by lute
- at 05:17