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2007年11月 2日

村上春樹の地声

村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んでいます。

その中でとくに、心に残った部分。

「自分のやりたくないことを、
 自分のやりたくないときにやらされることに
 昔から我慢できない。
 そのかわり、
 自分がやりたいようにやらせてもらったら
 人並み以上に一生懸命やる」

「自分が興味を持つ領域のものごとを
 自分に合ったペースで、
 自分の好きな方法で追求していくと、
 知識や技術がきわめて効率的に
 身に付くのだということがわかった」

「どんなに意思が強い人でも、
 どんなに負けず嫌いな人でも、
 意に染まないことを長く続けることはできない」

もちろん他にも、小説家として、作家としての
貴重な助言(と僕には思える)が満載の本ですね。

例えば

「我々は、
 七年間にわたる「開かれた」生活から
 「閉じられた」生活へと大きく舵を切ったわけだ。
 (中略)
 その時期は僕にとっての総合的な
 教育機関みたいなものであり
 僕にとっての真の学校だった。
 しかし、そんな生活を
 いつまでも続けるわけには行かない
 学校とは、入って、何かを身に付け
 そして出て行くところなのだ」

「僕の人生にとって最も重要な人間関係とは
 特定の誰かとのあいだというよりは
 不特定多数の読者とのあいだに
 築かれるべきものだった」

村上さんのあったかい地声を久々に聴いた気がするなあ。

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