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2007年10月31日

お金と血液

 西暦二千年を越えたパラレルワールドの一つ、
 地球上において「お金」とは
 エネルギーの具現化されたものだ。
 それはまるで人体における血液のごときものである。

 血液は酸素が結びつけば鮮やかな紅となり、
 二酸化炭素が結びつけば憂鬱な蒼となる。

 失われれば肉体は直ちに停止する。不可欠のものだ。
 我々の肉体を維持し、活性化し、
 新陳代謝するためにただ循環を続けている。

 血液そのものに意味はない。

 血がきれいであれば健康となり、
 血が汚れれば不健康になる。
 血は中立であり、ただ環境を映すだけである。

 お金もまた同じだ。
 血液と同じように重要な要素でありながら、
 ほとんど意識しないで生きている。
 むしろ考えることを忌避すらしている。

 精神的な生き方、
 宗教的な生き方をしたいと思えば思うほど、
 金銭を忌避しそれゆえ三次元空間で行き詰まる。

 お金が血液と同じ働きをしているとするなら
 お金にくっつくのは思念、想念、思いである。

 お金に「恐れ」「怒り」「焦り」「犠牲」がくっつくと
 真っ黒なお金——ブラックマネーになってしまう。

 お金に「感謝」「愛」「優しさ」「好き」がくっつくと
 金色の金——ゴールドマネーになる。

 その中間がグレーマネー。
 「無関心」「忌避」「必要悪」という中間的な状態である。

 お金は額面、貨幣という物質的な交換手段としてだけではなく
 思いを乗せて流れるメディアなのだ。

 それが「お金」が「天使」にも「悪魔」にもなる理由である。

 人間が肉体だけでなく、
 心や魂があってはじめて成立するように
 本来、中立で空っぽの道具でしかないお金に
 人間がさまざまな思いを付着して流すのである。

 そしてそれがさまざまな思いを増幅させていく。

 組織、株式会社、国家には、
 そんな想念を付着させたお金が集まり、
 増幅していく。

 金色のお金の集まる組織は、
 愛が増え感謝に満たされていく。
 黒いお金の集まるところには、
 恐れや憎しみが満ちていく。

 本田健の通信講座には
 お金のIQコースと、お金のEQコースという
 講座があって、
 IQはお金に関する知性を高めるため。
 EQはお金に関する感性を高めるため。
 そのなかでもっとも重要なのは
「EQです」と本田健は断言した。

 「実のところ、IQは本を読めば誰でも解ることです。
  EQを身に付けることが一番大事なんです」そう言った。
  
 EQとは、お金にどんな想念を付け、
 お金からどんな想念を得るかを学ぶことである。

 バブル経済という時期を改めて検証すると
 それは、日本にとっての大きな恩寵であることがわかってくる。

 敗戦から経済成長を経て、努力を続けてきた日本に対して
 大きな御利益がもたらされたのであった。

 ところが、

 受け皿がなかった。

 あのときのバブル成金たちの
 醜い有り様は今でも良く思い出せるだろう。

 豊かさを受け止め、受け取り、
 さらに豊かさへと繋がるために使える人たちが
 少なかったのだ。

 そして、まだ豊かさを受け入れる器ではないことが露呈し、
 「待たされる」ことになったのではないだろうか。

 本田健の書いた、
 日本に在住する1万人近い
 ミリオネアたちの生活を調べた本によると、

普通の人がこうして億万長者になった-一代で冨を築いた人々の人生の知恵

 多くの「億万長者」たちは、実に質素であり、
 品が良く、
 お金の使い方をわきまえた人たちであることがわかる。

 「器」をもっているのだ。

 それはお金に対する感性がきちんと教育され、
 お金をきれいに流し、蓄え、使うことを知っているからである。


 お金は醜いもの、汚いもの
 お金なんてないほうがいい

 お金を否定する人ほど
 その奥底に、お金がなかったり失うことを恐れ、
 お金に執着していることの現れであることが多い。

 新しいGT-Rが不評なのは
 金額とそのコンセプトに
 「貧乏人はお断り」とはっきり書かれているからである。

http://tv.carview.co.jp/mov.aspx?mid=2249

 明らかに、富裕層に向けて作られている。
 「スカイラインGT-R」が「プアマンズポルシェ」であったのに
 もはやそうではなくなった。

 そのことに対する怒りが「スタイルが悪い」「ださい」といった
 言いがかりのような不評を生んでいる。
 買える人はとっとと買っている。
 それがますます、憎しみや嫉みを生む。

 その根底には
 「自分は決して豊かにはなれない」という
 理不尽な思いが込められている。

 素直にこういえる人はほとんどいないのではないだろうか。

「すごい車だね。きっと開発は情熱と心を込めて作ったんだね。
 一級品のものにそれだけの価格がつくのは当然だよね。
 おれもそれにあうだけの収入を得るために、学んでみよう」
 


 お金をきれいに流し、手にすることが出来ないと
 心にどんどん苦しさがたまってくる。

 恐れや哀しみや怒りの思いが積もり積もってしまう。
 そしてますます、感性が濁り、自分は不幸だという連鎖にとらわれてしまう。

 世の中が、そのようにデコレートしているからである。
 そのブラックマネー的な装飾から離れてみるとき
 そんなものは実は、どこにもないことがわかる。

 GT-Rは素晴らしい車である。
 でも、買えないのであれば、自分は乗らなくていい車なのである。
 それだけのことだ。

 本田健は「ユダヤ人大富豪の教え」の中で
 「豊かさ=奉仕の量」
 と語っている。

 奉仕=サービスである。

 ところが
 日本人は奉仕、サービスという言葉に
 根深い抵抗感がある。

 「サービス業」というと
 まるで昔の士農工商のように
 下賎な職だとする考え方が根深い。

 奉仕ではなく奉公だと考えてしまう。

 つまり、偉い人の言うなりになる
 奴隷になることが「奉公」
 奉公と奉仕を混同しているのである。

 お金をもらうときには頭を下げてへいこらし、
 お金を払うときには偉そうにするのが典型である。

 今なお、江戸時代からくる古い価値観が
「豊かさ」をねじ曲げているのだ。

 豊かさとは奉仕の量。
 奉仕とは利他行である。
 サービスという言葉は本来、
 宗教的な言葉なのである。

 人のために何か自分の大好きなことをすると
 それがサービスになる。
 それが奉仕になる。

 そこで支払われるお金は
 感謝のお金であり、愛のお金であろう。
 それのどこが汚くて、ずるいのであろうか。

 今、すべての人間は
 士農工商で言うなら「商」の時代に入っていると
 斎藤一人は語っている。

 だから「商人」「あきんど」として
 みんな学ばなければ、次のステージには上がれないんだよと、
 彼は言うのだ。

 しかし、我々の商人のイメージは
 いまだに一休さんの桔梗屋なのである。
 だから豊かになれないのだろう。

kikyouya.jpeg


 今や、商人と信仰は
 「利益」という言葉の中で一つになろうとしている。
 商人の中に、真の白い魔法使いがいるのだ。

 魔法が使える人は
 現実に金色のお金を流せる人である。
 もちろんいろんな問題はおこってくるだろう。
 でも、それをきちんと解決し、
 流していく力を持っているのだ。

 その根底にあるのは
 利他と感謝である。
 それがお金と一つになるとき、
 魔法が発動する。

 魔法とは確信が生み出す豊かさというエネルギーなのだろう。

 儲けるという字は「信じる者」と書く通りである。

 ボランティアとは奉仕ではなく、
 無賃労働のことである。
 お金が回っていないところで
 お金をすでに持った人が寄付をし、
 お金のない人は労働力を提供する。

 それを奉仕と錯覚すると、
 しばしば人件費と呼ばれる、
 時間を捧げてくれた人々に対する感謝を失い
 無賃でこき使うことを当然と錯覚する。

 そして寄付と称して捧げられたお金が
 感謝ではなく恐れから来るとき
 溜まりにたまった流れないお金は
 ブラックダムとなって組織を飲み込んでいく。

 国や会社も飲み込まれてしまう。

 いま僕らが出来る最初のことは、
 まず、お金を支払うときに
 「ありがとうございます」と声をかけ、
 品物を作ったり、
 情報をくれたり、
 サービスをしてくれた人々に対して
 感謝の思いを送りながら手放すことである。

 お金が自分から離れる際に
 「恐れ」をくっつけないことである。

 そして自分が稼いだお金に
 恐れがくっついていないかどうか。
 ブラックマネーだったら
 まず受け取るときに
 感謝の言葉で清めねばならないだろう。

 その稼ぎ方が自分に合っているのかどうか。
 検討する必要があるかもしれない。
 ブラックマネーで毎日生活していて、
 幸せになれるわけがないからだ。

 金色のお金で初めて幸せな愛情が満ちてくる。
 金色のお金は愛であり、愛はエネルギーであり、
 エネルギーとは神のことだからだ。

 いま、日本が閉塞しているとか、
 景気が悪いとか、先行きが不安だというのであれば、
 お金にくっついた暗い想念が
 確実に蔓延してきている証ではないか。

 まるで一酸化炭素中毒で死にかけた人のように
 血液が真っ青になっているとしたら?

 強い光で闇を照らすことが
 白い魔法使いの仕事である。

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