請願を書き出すワーク(ver.α)

宗生です。

昨日、予告しました、「請願を書きだすワーク」について、
お伝えしたいと思います。

私が行なっている「ソースワークショップ」の成果物に、
「ワクワクの地図」というものがあります。

これは参加者のソース=ワクワクの源泉を目に見える形で取り出し、
書き起こすもので、これを見るだけで、その人のワクワクとは何か、
好きな事は何か、「こうなりたい」「こういう体験がしたい」という
請願を表現していて、とてもおもしろいのです。

私自身も、初期の頃、この「ワクワクの地図」がコンパスの役目を果たし、
様々な選択をする上で、大変役に立ちました。

ただ、この「ワクワクの地図」を手にするためには、
二日間みっちりワークをせねばなりません。

時間もお金もかかりますので、もっとシンプルで簡単に、
自分自身の深い部分にある願い=請願を抽出するワークが出来ないかと思い、
長年試行錯誤してきました。

最近になってようやく、それが形になってきました。
とはいえ、まだ私たち夫婦で「有効だ」と
思っているだけなので、まだまだ開発途上のアルファ版です。

ではさっそく、ワークの手順です。

細かく説明していますが、写真を見ればすぐわかるはずなので、
面倒なら画像だけ見てください。

ドリームマップを作る

いわゆる「マインドマップ」や「アイデアツリー」などと呼ばれる手法ですが、
私がもとにしたのは「インスピレーション」というMacソフトウェアのアイデア抽出法です。

(1) A4の真っ白い紙とペンを用意します。横長に置き、真ん中に3つ◯を書いて、中に「夢」「願い」「祈り」と書いて、線でつなぎます。鉛筆と消しゴムは不可です。ペンで書いてください。誤字や脱字も気にせずに。漢字がわからなければカナやアルファベットで書いてください。

(2) 次に一つ一つの◯について、直感的に思い浮かぶ言葉を繋げていきます。あなたが夢みること、あなたの願い、あなたの祈りを、それぞれ繋げていきます。コツはあまり考えこまないこと。「夢」という文字を見て、頭に浮かんだ言葉を、考えなしにどんどん書きだして、繋げていくだけです。思いつく限りたくさん書き出します。

(3)新しく出てきた言葉から、思いつく言葉をさらに繋げていきます。あくまで、その言葉だけからの連想です。このとき、さかのぼって意味を狭めないでください。例えば「祈り」ー「こども」ときて、「こども」から連想された言葉が「遊び」だったとします。そこで「これは祈りと関係ない」と思わないで、書いてしまってください。

意味的な繋がりはあまり重要ではありませんので、◯の中ひとつの言葉について、連想されたものをつなげ、さらに次の言葉について連想し、どんどん丸を繋げ、広げていきます。

(4)紙が全部◯で埋まるまで、丸を広げ続けます。だんだん、言葉が複数の◯と繋がったり、同じ言葉が繰り返しでてきたりしますが、かまいません。好きなように線をつなげ、ダイナミックに広げていきます。ただし、余白を作らないよう、隙間があったら、そこにも◯を書いて、言葉を書き込んでいきます。半分埋まったあたりから、結構くたびれてきますので、小休止するなり、翌日に伸ばすなりして、無理のないようにワークしてください。

(5)最後は絞りだすような感じになると思いますが、苦し紛れでもなんでも構わないので、とにかく連想された言葉を◯の中に書き込んで、紙の余白をすべて埋め尽くしてしまいます。これでドリームマップは完成です。多分この段階で、かなりクタクタですが、ここからあとのワークは楽なので、もうちょっとです。

9つの請願を選ぶ

さて、書きだされたドリームマップから、9つの請願を示す言葉を選んでいきます。その選び方ですが、できうる限り頭で判断しないようにし、直感と感覚で選びます。

(1)赤ペンを持って、目を閉じます。
(2)目をぱっと開き、ドリームマップの最初に目に入った言葉を丸く囲みます。
(3)それを9回繰り返します。真ん中だけ見ていると、そこからしか選べなくなってしまうので、紙をずらしたり、視線を変えたりして、できるだけ紙全体からバランスよく選ぶようにしてみてください。
(4)9つの赤丸ができましたが、「よく似た言葉」同士は線でつなぎ、同じグループとします。グループ同士つながると、数が減るので、再度目を閉じてパッと目を開き、目についた言葉に赤丸をつけます。
(5)赤丸に1〜9まで番号を振っていきます。順番は適当でかまいません。線でつながったグループはまとめてひとつの番号になります。
(6)数え間違って、グループが9つに足りなかったり、9つより多かったりしたら、赤丸を増やしたり、消すかくっつけるかして、9つに収めます。

請願マップをまとめる

ドリームマップに、請願を示す9つの言葉が赤丸で選ばれました。これをさらにマップにします。

(1)まず、ドリームマップを書いた紙を裏返します。
(2)「左上、上、右上」「左 真ん中 右」「左下 下 右下」と「田」を書くようにして、エリアを分けます。
(3)ドリームマップに戻り、まず赤丸の1の言葉を記憶します。
(4)その言葉を、9つのエリアのどこかに書き込み、◯で囲みます。どこに書くかは直感に任せます。
(5)赤丸1〜9すべてを書き込み、○で囲みます。グループや複数の言葉の場合は、それをすべて書き込み、○で囲みます。
(6)書き上げたら、その言葉一つ一つから連想される具体的な言葉を◯の周りにどんどん書き込んで、完成させます。

完成したら、じっくり見て、味わってみてください。

また、できあがった請願マップをさらに強力に現実化させたいときは、ビジョンボード(いわゆる宝地図)を作るといいですよ。これも、簡単に作る方法があるので、別の機会にご紹介しようと思います。

ではまた。

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