内的天動説から内的地動説へ(2)

There goes the sun...

あなたは地球が中心であると理解したかつての人々と同じように、自分が人生の中心であると理解し、そのように考え、行動している。だから、人生は複雑でややこしく、理解できないことが多くて、不条理で、不確定であり、だからこそ不安や恐れを感じ、自分を守り、自分を少しでも有利に生きながらえなくてはならないと考えざるを得なくなる。だから不安や恐れを手放せない。

本来宇宙はシンプルでエレガントだ。すべて簡単な法則によって成り立っている。ところが、ある一方の見方に制限されてしまうと、その見方が受け入れられない。

内的地動説とは、あなたは中心ではなく惑星なのだと理解することである。

真の中心、太陽はあなたではなく、あなたの本性であり、内なる神である、神性なのである。太陽を中心に物事を理解すれば、すべての三次元は太陽である内なる神、神性を中心に回っていることが簡単に理解できる。

多くの人々は、自分が人生の主人公だと信じたがる。そのくせ、いざ自分で自分の人生を作り出そうとしても、不安ばかり感じている。本当にこれでいいのかと狼狽え、誰か決めてくれないかと周りを見回し、自分は間違っているのではないかと怯えている。

しかし、あなたが太陽でなく地球であるのなら、物事はずっと楽になる。

もし、今の段階で、全宇宙の法則をきちんと理解した太陽として、すべての物に愛の光で輝き続けられるだろうか? 残念ながら、まだ難しいはずだ。なぜなら、三次元に生きる人々は制限された視点と、制限された思考と、制限された肉体の中で、生きている。すべてを知り尽くし、コントロールし、先を見通すことなどできない。当然のことである。

天動説で生きていると、どこまで行っても不安がぬぐえない。自分はこの小さな小さな肉体に生きていながら、すべてを理解し、すべてを判断することなんてできない。にもかかわらず、自由に物事を決めていいと言われると、怖くなる。不安になる。いつもびくびくしながら生きなくてはならない。

自分が地球だと思ってみよう。真の太陽は自分を照らしていると考えてみよう。

あなたが今生きているのは、感じているのは、思考しているのは、すべて太陽の光を受けた反射なのだ。内なる神、神性の輝きを反射している存在があなたなのだ。太陽はすばらしくパワフルな存在だが、そこには多様性は存在しない。太陽はエネルギーの固まりであり、創造エネルギーの中心だ。しかし地球という鏡がなかったら、太陽のエネルギーは美しい世界として現れないのである。

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